愛は花あられ
「まだ結果は見てません。」
わたしがそう伝えると、涼真さんは「じゃあ、一緒に見よう。とりあえず、あっち行って座ろうか。」と言い、わたしの腰に手を回すと、今日何も食事を摂れていなくてふらついたわたしを支えながら、リビングへと向かい一緒にソファーに腰を下ろした。
「じゃあ、、、いいですか?」
「うん。」
「線が一本なら陰性、二本なら陽性です。」
「二本出てれば妊娠してるってことだよね?」
「はい。それじゃあ、、、いきます。」
わたしはそう言うと、袋から妊娠検査薬を出した。
すると、そこにはくっきりとピンクの線が二本浮き出ていたのだ。
「「あっ!」」
わたしたちは声を揃えて、喜びの声を上げた。
そして顔を見合わせると、微笑み合いわたしたちは抱き合ったのだ。
「妃都、、、ありがとう。」
そう言う涼真さんは、泣いていた。
「涼真さん、泣いてる。」
「だって、、、嬉しくて。でも、自分でもこんなに嬉しくて泣くだなんて、思ってなかった。」
そう言って、笑い合うわたしたち。
陽性だった。
それも、もちろん嬉しかったが、何より涼真さんが泣くほど喜んでくれた事がわたしは嬉しくてたまらなかった。