愛は花あられ

そして、37週に入ってからの初めての検診の時だった。

内診をしてもらうと、三上先生から「あ、子宮口柔らかくなってきてるね。3センチ開いてるよ。」と言われた。

「え!もう3センチ開いてるんですか?!」
「今日、お腹張ったりしてない?」
「あぁ、、、確かに朝から張ってるなぁとは思ってましたけど、ここ最近普段から張ることが増えてて、あまり気にしてませんでした。」
「この感じだとお産は近いと思うから、もし陣痛が10分間隔になったら病院に電話してね。」

三上先生にそう言われ、もう少しで赤ちゃんに会えるんだ、という喜びと、出産への不安が同時に押し寄せてきた。

もう正期産だから、いつ産まれてきても大丈夫なんだよね。

思ってたより早く産まれそうだなぁ。
涼真さんが帰って来たら、報告しないと。

その日、涼真さんが帰宅してから三上先生から言われたことを話すと、涼真さんは「えっ!もう?!今は大丈夫?!お腹張ったりしてない?!」と慌て始めた。

思わぬ報告に一気に緊張感が高まったらしく、そんな涼真さんを見て、わたしはフフッと笑ってしまった。

「今はまだ大丈夫。でも、近いうちに陣痛がきそうだから、心の準備はしておかないとね。」
「そうだな!入院準備はもうしてあるし、あとは陣痛を待つだけかぁ、、、あー、ドキドキする!」

そんな話をしていて、まだ数日はこないだろうと思っていたわたしだったが、その夜、、、

夜中にお腹の痛みで目が覚めた。

またいつもの前駆陣痛だと思い、再び寝ようとしたのだが、お腹が痛くて眠れず、時刻を確認すると3時19分だった。

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