愛は花あられ

試しにお腹が張る間隔をはかってみると、何と10分間隔で張っていて、わたしは陣痛だ!と思い、隣で寝ている涼真さんに「涼真さん、陣痛きたみたい。」と声を掛けると、涼真さんは「え!本当?!」と飛び起きた。

「とりあえず、病院に電話してみる。」

そう言って、わたしは病院に電話をした。

すると、「入院準備をして、すぐ来てください。」と言われ、涼真さんの車で病院へ向かうことにしたのだが、普段仕事の時は冷静な涼真さんが、やはりわたしの事となると心配性になり、落ち着かない様子だった。

真っ暗な夜中の病院に着くと、インターホンを押し、中に入れてもらってから診察を受けた。

「あー、子宮口5センチ開いてるね。このまま入院かな。」

当直の先生にそう言われると、涼真さんは「今日中に産まれそうですか?!」と訊いていた。

先生は「そうだね、子宮口も柔らかいし、このまま順調にいけば夕方までには産まれるかな。」と言った。

今日の夕方までには産まれる、、、

いよいよだ。
あともう少しで赤ちゃんに会えるんだ。

その後、LDRに通されたわたしたち。

わたしはワンピースタイプの病衣に着替え、お腹に装置をつけたり、点滴の針を刺されたりと、色々準備が進められた。

その間も定期的にやってくる陣痛。

その度に涼真さんは腰を擦ってくれたり、押してくれたり、わたしのサポートをしてくれた。

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