愛は花あられ
「うぅー、、、っ、、、、」
陣痛の痛みは増してきて、あまりの痛みに声が出てしまう。
涼真さんはわたしが苦痛で唸る度に腰より下の方を押してくれ、水分補給の手伝いや汗を拭いてくれたりなど、ずっと側に居てくれた。
その間、朝日が顔を出し、外が明るく始める。
朝食が運ばれてきたが食べる気になれず、「涼真さん、代わりに食べて、、、」とお願いしたが、涼真さんは「妃都が食べれない程、頑張ってくれてるのに、俺だけ食べれないよ。」と言い、「無事に赤ちゃんが生まれてから、二人で美味しいもの食べようね。」と言ってくれた。
その後、お産の進み具合を診に助産師さんがやって来て、内診をしてもらうと既に子宮口が8センチ開いているようだった。
「順調だね。でも、破水がまだだね。なかなかしぶといね。」
そう言う助産師さんは、陣痛の間隔を確認すると、「もう少し待って破水しなかったら、人工的に破水させちゃうね。」と言い、もう少し様子を見ることになった。
それから一時間程、陣痛に耐えながら破水を待ったが、なかなか破水せず、結局人工的に破水させてもらった。
すると、先程の陣痛の痛みとは変わり、ただでさえ腰が砕けそうな程の痛みだったのに、更に痛みが増し、なかなか呼吸が上手く出来なくなってきてしまった。
「もう子宮口全開だよ!もういきめるからね!準備進めていくね!旦那さんは奥さんの頭の方に行って、奥さんを支えてあげてね!」
助産師さんがそう言うと、周りはお産の準備で慌ただしくなり、わたしは酸素マスクをつけられた。
「妃都、あと少しで赤ちゃんに会えるよ。よくここまで耐えたね。」
涼真さんはそう言いながら、わたしの頭を撫で、わたしの手を握ってくれた。