ダーリンと呼ばせて~嘘からはじめる三カ月の恋人~
「お先に失礼しまーす!」

「お疲れ……早いな」

「今日チームの飲みデイです!」

「ああ、そうか」

 親睦会というなの愚痴大会。若手たちが行ってきている部署の恒例のものだ。

「あれ、四宮は?」

 四宮も参加しそうだけれど、一緒には出ないのか、そんな素朴な疑問で問いかけた。

「先輩は病み上がりなんで欠席するそうです。なんなら忘れてるし……飲み会も誕生日まで」

「え?」

「スケジュール管理上手なのにプライベート抜け抜けなの面白くないですか? 明日誕生日なんですよ? 自分で前から言ってたのに前日で忘れてるの面白すぎる」

 予期せぬ情報を仕入れてしまう。


 (誕生日? なぜ言わない)
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