ダーリンと呼ばせて~嘘からはじめる三カ月の恋人~
その声がどこか寂しげに聞こえて思わず言う。
「安積さんがいなくても大丈夫、って意味じゃないですよ?」
「プッ……そんな風に思ってないよ」
くしゃっと笑う顔が可愛い。でも変な誤解はさせたくない。
「いてくれないと困ります」
仕事だけじゃない……私には安積さんがいないと困る。
「わかっているけど……理解しているけど……やっぱり……」
それ以上は言葉に出来ない。ここまで言って今さらじゃないか、自分に突っ込むがどうしようもない。
(行かないで、どこにも)
思いが叶わなくても――近くにいて欲しい。
「……せっかく作ってくれた料理が冷めてしまう。食べていい?」
「はい……」
「四宮も料理上手なんだな」
「まだ食べてないじゃないですか……」
味も確認せず褒めてくるから照れ隠しで言ったのに。
「使ってる野菜とか香りとか……手が込んでる。料理してる証拠じゃない?」
「……」
「うまそう。休みなのにありがとう」
「……」
私がしたくてしているんだ。安積さんがお礼を言うことなんかひとつもない。なんなら私のしたい事に付き合わせているだけなのに。
「ありがとうは、私です……」
「え?」
「安積さんがいなくても大丈夫、って意味じゃないですよ?」
「プッ……そんな風に思ってないよ」
くしゃっと笑う顔が可愛い。でも変な誤解はさせたくない。
「いてくれないと困ります」
仕事だけじゃない……私には安積さんがいないと困る。
「わかっているけど……理解しているけど……やっぱり……」
それ以上は言葉に出来ない。ここまで言って今さらじゃないか、自分に突っ込むがどうしようもない。
(行かないで、どこにも)
思いが叶わなくても――近くにいて欲しい。
「……せっかく作ってくれた料理が冷めてしまう。食べていい?」
「はい……」
「四宮も料理上手なんだな」
「まだ食べてないじゃないですか……」
味も確認せず褒めてくるから照れ隠しで言ったのに。
「使ってる野菜とか香りとか……手が込んでる。料理してる証拠じゃない?」
「……」
「うまそう。休みなのにありがとう」
「……」
私がしたくてしているんだ。安積さんがお礼を言うことなんかひとつもない。なんなら私のしたい事に付き合わせているだけなのに。
「ありがとうは、私です……」
「え?」