罪深く、私を奪って。
きっと扉の向こうで耳を澄ませば、私の様子なんて手に取るように相手に伝わってしまってる。
誰か……。
誰か、助けて……!
体を引きずるようにして、やっと辿り着いた部屋の隅。
ベッドの枕元に置いてあった携帯電話に手を伸ばす。
震える指で電話に触れた。
お願い、誰か助けて。
この恐怖から逃げ出したくて、縋るような思いで電話をかけた。
『どうした』
まるで私からの電話を待っていてくれたかのように、2回目のコールの途中でつながった電話。
聞こえてきたその低い声に、思わずこらえていた涙が溢れた。
「い、今、ドアの向こうに誰かが……」
震える声で、途切れ途切れにそう言うと、
『わかった。すぐ行く。俺が行くまで絶対ドア開けるなよ!』
怒鳴るようにそう言って、電話は切れた。
その切れた電話をまるでお守りのように握りしめながら、私は部屋の隅で頭からタオルケットを被り、ぎゅっと目をつぶっていた。
恐怖から逃げるためにそうやっているはずなのに、ガタガタと震える携帯電話を持つ冷たい手が、タオルケットの中で繰り返される乱れた呼吸が、余計に恐怖を大きくさせる。
でも、少しでも動けば、ドアの向こうにいる誰かにみつかってしまうんじゃないかなんて恐怖に取りつかれ、私はまるでかくれんぼをする子供のように、頭からかぶったタオルケットの中で小さく丸まったまま、一歩も動けずに震えていた。
誰か……。
誰か、助けて……!
体を引きずるようにして、やっと辿り着いた部屋の隅。
ベッドの枕元に置いてあった携帯電話に手を伸ばす。
震える指で電話に触れた。
お願い、誰か助けて。
この恐怖から逃げ出したくて、縋るような思いで電話をかけた。
『どうした』
まるで私からの電話を待っていてくれたかのように、2回目のコールの途中でつながった電話。
聞こえてきたその低い声に、思わずこらえていた涙が溢れた。
「い、今、ドアの向こうに誰かが……」
震える声で、途切れ途切れにそう言うと、
『わかった。すぐ行く。俺が行くまで絶対ドア開けるなよ!』
怒鳴るようにそう言って、電話は切れた。
その切れた電話をまるでお守りのように握りしめながら、私は部屋の隅で頭からタオルケットを被り、ぎゅっと目をつぶっていた。
恐怖から逃げるためにそうやっているはずなのに、ガタガタと震える携帯電話を持つ冷たい手が、タオルケットの中で繰り返される乱れた呼吸が、余計に恐怖を大きくさせる。
でも、少しでも動けば、ドアの向こうにいる誰かにみつかってしまうんじゃないかなんて恐怖に取りつかれ、私はまるでかくれんぼをする子供のように、頭からかぶったタオルケットの中で小さく丸まったまま、一歩も動けずに震えていた。