罪深く、私を奪って。
せめてこの心臓の音が石井さんに聞こえませんように、と祈りながら息を殺していると、ぽつりと彼がつぶやいた。
「足、傷だらけ」
「え?」
「痛くない?」
見ればショートパンツから出た私の足には、数えきれないほどの擦り傷ができていた。
薄暗い部屋の中で、必死に這いつくばって移動したりしてたから。
そういえば、あの時あちこちいろんな物にぶつかったり踏んだりした気がする。
その時は痛みどころじゃなくて、気にもしなかったけど。
「悪い。絆創膏も何もない」
「大丈夫です。こんなのぜんぜん……」
そう言おうとすると、彼の長い指が私の膝をそっとなでた。
「……んッ」
その刺激に思わず小さく息が漏れる。
「大丈夫じゃないじゃん」
漏れた吐息を痛みのせいだと受け取ったのか、石井さんは私を見下ろし目を細めた。
それは痛いからじゃなくて……、なんて言えるはずもなくて、軽く唇を噛んで彼の視線から逃げるように顔を背ける。
赤く血の滲む傷跡の上を、綺麗な指先がゆっくりとなぞる。
軽い痛みと共に、ぞくりとする感覚が背筋に走った。
思わず零れそうになる声を必死にこらえる私を見下ろし、意地悪な男が小さく笑った。
「い、石井さん……ッ」
「ん?」
二人掛けのソファーの上に押し倒され、自由を奪われ、目の前には石井さんの身体。
その狭い空間の中で小さくもがいた私の足を、石井さんの手が掴んだ。
「足、傷だらけ」
「え?」
「痛くない?」
見ればショートパンツから出た私の足には、数えきれないほどの擦り傷ができていた。
薄暗い部屋の中で、必死に這いつくばって移動したりしてたから。
そういえば、あの時あちこちいろんな物にぶつかったり踏んだりした気がする。
その時は痛みどころじゃなくて、気にもしなかったけど。
「悪い。絆創膏も何もない」
「大丈夫です。こんなのぜんぜん……」
そう言おうとすると、彼の長い指が私の膝をそっとなでた。
「……んッ」
その刺激に思わず小さく息が漏れる。
「大丈夫じゃないじゃん」
漏れた吐息を痛みのせいだと受け取ったのか、石井さんは私を見下ろし目を細めた。
それは痛いからじゃなくて……、なんて言えるはずもなくて、軽く唇を噛んで彼の視線から逃げるように顔を背ける。
赤く血の滲む傷跡の上を、綺麗な指先がゆっくりとなぞる。
軽い痛みと共に、ぞくりとする感覚が背筋に走った。
思わず零れそうになる声を必死にこらえる私を見下ろし、意地悪な男が小さく笑った。
「い、石井さん……ッ」
「ん?」
二人掛けのソファーの上に押し倒され、自由を奪われ、目の前には石井さんの身体。
その狭い空間の中で小さくもがいた私の足を、石井さんの手が掴んだ。