罪深く、私を奪って。
そう思うとため息を止めることはできなかった。
お昼からは少しずれた時間に、ひとり遅れた昼休憩をとっていた。
なんとなく選んだ、いつもは買わないブラックの缶コーヒー。
飲みなれないそれは、やけに苦く感じた。
「あれー? 今休憩?」
聞こえてきた声に、笑顔を作ってからゆっくりと顔を上げた。
「永瀬さん、お疲れ様です」
「なに、食欲ないの? ダイエット、じゃないよね?」
テーブルの上で手つかずのままのサンドイッチを見て永瀬さんは首を傾げた。
「そういうわけじゃないんですけど……。もしよかったら永瀬さん食べます?」
「いいの? じゃあ貰おうかな。外回り行ってて昼食べる暇なかったんだよね。俺もちょっと休憩しちゃおう」
ガタン、と椅子をずらして私の隣に座った永瀬さんが嬉しそうにサンドイッチに手を伸ばした。
「詩織ちゃん、コーヒー飲むなんて珍しいね」
「え?」
私が握っていた黒いスチール缶を見て、永瀬さんがサンドイッチを頬ばりながらそう言った。
「いつもは紅茶派だよね。ミルクティーとかレモンティーとか」
永瀬さんって、どんな観察力と記憶力をしてるの?
人の飲み物の好みまで記憶してるなんてすごすぎる。
「常識だよ。モテる男は、可愛い女の子の好みの飲み物くらいチェックしてないと」
まったくこの人は、どこまで抜け目がないんだ。
「面白い事教えてあげようか」
お昼からは少しずれた時間に、ひとり遅れた昼休憩をとっていた。
なんとなく選んだ、いつもは買わないブラックの缶コーヒー。
飲みなれないそれは、やけに苦く感じた。
「あれー? 今休憩?」
聞こえてきた声に、笑顔を作ってからゆっくりと顔を上げた。
「永瀬さん、お疲れ様です」
「なに、食欲ないの? ダイエット、じゃないよね?」
テーブルの上で手つかずのままのサンドイッチを見て永瀬さんは首を傾げた。
「そういうわけじゃないんですけど……。もしよかったら永瀬さん食べます?」
「いいの? じゃあ貰おうかな。外回り行ってて昼食べる暇なかったんだよね。俺もちょっと休憩しちゃおう」
ガタン、と椅子をずらして私の隣に座った永瀬さんが嬉しそうにサンドイッチに手を伸ばした。
「詩織ちゃん、コーヒー飲むなんて珍しいね」
「え?」
私が握っていた黒いスチール缶を見て、永瀬さんがサンドイッチを頬ばりながらそう言った。
「いつもは紅茶派だよね。ミルクティーとかレモンティーとか」
永瀬さんって、どんな観察力と記憶力をしてるの?
人の飲み物の好みまで記憶してるなんてすごすぎる。
「常識だよ。モテる男は、可愛い女の子の好みの飲み物くらいチェックしてないと」
まったくこの人は、どこまで抜け目がないんだ。
「面白い事教えてあげようか」