罪深く、私を奪って。
意地悪に笑う石井さんを、思いきり睨んだ。
「石井さんのバカ……」
「悪いのは俺?」
子供みたいな事を言う私を、石井さんは優しく見下ろして首を傾げる。
だって、どう考えても悪いのは石井さんだ。
「亜紀さんと付き合ってないって最初に教えてくれていたら、こんな遠回りしなくてすんだのに」
石井さんが意地悪だからいけないんだ。
涙目で彼を睨む私を見て、微かに目を細めて意地悪に笑う男。
いつだってこの人は、私を翻弄して簡単に狂わせる。
「……俺が他の女と付き合っていようが関係ないくらい。理性もルールも見失うくらいに、俺の事を好きにさせてみたかった」
どこまでも傲慢で魅力的な男が、私に優しくキスをしながらそんな事を言った。
「石井さんの、バカ……!」
そんな彼に悔しいくらいに惹かれてる自分も、どうしようもないくらいバカなんだけど……
「いい加減石井さんってやめろよ」
「ん……」
全身に与えられる刺激に、頭がついていかなくて。
うつろな目でなんとか私に覆いかぶさる彼に焦点をあわせる。
「名前で呼べよ」
「タ……タダシ?」
うわずった声でそう呼ぶと、彼は優しく笑って私の額にキスをした。
「詩織」
……この人はずるい。本当に。
その視線が、吐息が、指先が、声が。
いつだって私の心をかき乱し狂わせる。
小学生だった頃の幼い私の初恋も
今の私の理性も常識も。
簡単に奪ってしまう狡い男。
深く、深く。
「石井さんのバカ……」
「悪いのは俺?」
子供みたいな事を言う私を、石井さんは優しく見下ろして首を傾げる。
だって、どう考えても悪いのは石井さんだ。
「亜紀さんと付き合ってないって最初に教えてくれていたら、こんな遠回りしなくてすんだのに」
石井さんが意地悪だからいけないんだ。
涙目で彼を睨む私を見て、微かに目を細めて意地悪に笑う男。
いつだってこの人は、私を翻弄して簡単に狂わせる。
「……俺が他の女と付き合っていようが関係ないくらい。理性もルールも見失うくらいに、俺の事を好きにさせてみたかった」
どこまでも傲慢で魅力的な男が、私に優しくキスをしながらそんな事を言った。
「石井さんの、バカ……!」
そんな彼に悔しいくらいに惹かれてる自分も、どうしようもないくらいバカなんだけど……
「いい加減石井さんってやめろよ」
「ん……」
全身に与えられる刺激に、頭がついていかなくて。
うつろな目でなんとか私に覆いかぶさる彼に焦点をあわせる。
「名前で呼べよ」
「タ……タダシ?」
うわずった声でそう呼ぶと、彼は優しく笑って私の額にキスをした。
「詩織」
……この人はずるい。本当に。
その視線が、吐息が、指先が、声が。
いつだって私の心をかき乱し狂わせる。
小学生だった頃の幼い私の初恋も
今の私の理性も常識も。
簡単に奪ってしまう狡い男。
深く、深く。