罪深く、私を奪って。
亜紀さんの実用性の高いシンプルなパンツスーツと、私の会社から支給されたワンピースの制服。
着ている物すらすごく差がある気がして。
ちょっとだけ、ため息。
その時、エントランスにいた女子社員から、小さく黄色い声が上がった。
お客様かな?
そう思い顔を上げると、エレベーターから石井さんが出て来たところだった。
スーツ着用の営業職と違い、みんなわりとカジュアルな格好で出社する企画開発部。
Vネックのカットソーに、ジャケットを羽織っただけの石井さんは、その長身のせいかシンプルな格好なのにすごく様になって見える。
女の子たちがキャーキャー言うのも、ちょっとわかるかも。
ただ歩くだけで、悔しいくらい絵になる男。
通り過ぎる女子社員の視線が、彼の姿にうっとりと吸い寄せられる。
遠目から彼を観察していると、石井さんは周りの女子社員の視線なんて気にも留めないゆったりとした足取りで、こちらに向かって歩いてくる。
受付のカウンターの目の前で足を止めると、肘を置いて私を見下ろした。
なんで石井さんが受付に?
一体何の用だろう。
彼の涼しげな目に見下ろされると、なぜだかすごく落ち着かなくて思わず目を反らした。
彼はそんな私の小さな動揺も見透かすように軽く笑い、
「どうも」
と、低く艶のある声でゆっくりと言った。
「……あ、昨日はありがとうございました」
着ている物すらすごく差がある気がして。
ちょっとだけ、ため息。
その時、エントランスにいた女子社員から、小さく黄色い声が上がった。
お客様かな?
そう思い顔を上げると、エレベーターから石井さんが出て来たところだった。
スーツ着用の営業職と違い、みんなわりとカジュアルな格好で出社する企画開発部。
Vネックのカットソーに、ジャケットを羽織っただけの石井さんは、その長身のせいかシンプルな格好なのにすごく様になって見える。
女の子たちがキャーキャー言うのも、ちょっとわかるかも。
ただ歩くだけで、悔しいくらい絵になる男。
通り過ぎる女子社員の視線が、彼の姿にうっとりと吸い寄せられる。
遠目から彼を観察していると、石井さんは周りの女子社員の視線なんて気にも留めないゆったりとした足取りで、こちらに向かって歩いてくる。
受付のカウンターの目の前で足を止めると、肘を置いて私を見下ろした。
なんで石井さんが受付に?
一体何の用だろう。
彼の涼しげな目に見下ろされると、なぜだかすごく落ち着かなくて思わず目を反らした。
彼はそんな私の小さな動揺も見透かすように軽く笑い、
「どうも」
と、低く艶のある声でゆっくりと言った。
「……あ、昨日はありがとうございました」