罪深く、私を奪って。
「ひどい!! 彼女がいるのにキスするなんて……」
そう言った私を、蔑むように綺麗な瞳が見下ろしてくる。
「まるで自分だけが被害者みたいだな。抵抗もしなかったくせに」
「……ッ! あんなに突然、無理やりキスされたら抵抗なんて」
「抵抗するのも忘れるくらい、気持ちよかった?」
真っ赤な顔で必死に反論する私を面白がるように石井さんはくすりと笑った。
「そっそんなわけ、ないでしょ!?」
「じゃあ……」
わざと私にさっきまでのキスを意識させるように、彼はゆっくりと綺麗な唇を歪ませて笑う。
「じゃあ、もう一度試してみる?」
そう言うと同時に、彼の腕が私の腰に回った。
体ごと彼の腕の中に引き寄せられる。
「やッ……」
全身に感じた彼の胸の中の感触に、じわりと上昇する私の体温。
逃げるように俯いて目をつぶると、閉じた瞼に、太陽みたいに明るく笑う亜紀さんの顔が浮かんだ。
「やめて! 亜紀さんに言いますよ!!」
叫ぶようにそう言って、石井さんの体を両手で押し返した。
私の腰に回っていた石井さんの腕が離れていく感触に、恐る恐る顔を上げると、彼はうんざりしたような表情で私の事を見ていた。
「言えば?」
石井さんは煙草の箱を出す。
そして、中から一本取り出そうとした指が何かを思い出したかのように止まり、静かに煙草を箱の中に戻した。
この人は、どうしてこんなに平然としていられるんだろう。
そう言った私を、蔑むように綺麗な瞳が見下ろしてくる。
「まるで自分だけが被害者みたいだな。抵抗もしなかったくせに」
「……ッ! あんなに突然、無理やりキスされたら抵抗なんて」
「抵抗するのも忘れるくらい、気持ちよかった?」
真っ赤な顔で必死に反論する私を面白がるように石井さんはくすりと笑った。
「そっそんなわけ、ないでしょ!?」
「じゃあ……」
わざと私にさっきまでのキスを意識させるように、彼はゆっくりと綺麗な唇を歪ませて笑う。
「じゃあ、もう一度試してみる?」
そう言うと同時に、彼の腕が私の腰に回った。
体ごと彼の腕の中に引き寄せられる。
「やッ……」
全身に感じた彼の胸の中の感触に、じわりと上昇する私の体温。
逃げるように俯いて目をつぶると、閉じた瞼に、太陽みたいに明るく笑う亜紀さんの顔が浮かんだ。
「やめて! 亜紀さんに言いますよ!!」
叫ぶようにそう言って、石井さんの体を両手で押し返した。
私の腰に回っていた石井さんの腕が離れていく感触に、恐る恐る顔を上げると、彼はうんざりしたような表情で私の事を見ていた。
「言えば?」
石井さんは煙草の箱を出す。
そして、中から一本取り出そうとした指が何かを思い出したかのように止まり、静かに煙草を箱の中に戻した。
この人は、どうしてこんなに平然としていられるんだろう。