罪深く、私を奪って。
「石井は永瀬と違って、私のメイクとか髪型に口出した事なんて一度もないからね! 少しは石井を見習いなさい!」
「はいはい。お前のダーリンは俺と違って軽く女に声かけたりしませんよ。すいませんね俺は軽くて」
ふたりの会話に石井さんの名前が出てきた途端、またずしりと胃のあたりが重くなった。
もう、重症だ。
名前を聞くだけで拒否反応が出る。
私はよっぽど石井さんの事が嫌いらしい。
あんな最低な男、嫌いになって当然なんだけど……。
「あ、そういえば。亜紀お前、7時までに見積もり提出するんじゃなかったのか?」
「やば。忘れてた!!」
永瀬さんの言葉に、亜紀さんが腕時計を見ながら慌てて立ち上がった。
「詩織! また今度ゆっくり飲もうね!」
そう言うと私の返事を待たずに、エレベーターホールに向かって一直線に走っていく。
「あ、はい……!」
一応その背中にむかってそう返事をしてはみたけど、たぶん亜紀さんには聞こえてないだろう。
嵐のように走り去った彼女の勢いに、思わず小さく笑った。
本当に亜紀さんは、いつも元気でパワフルだなぁ。
「本当に騒がしい女だねぇ」
永瀬さんは亜紀さんの足音が聞こえなくなると、テーブルの上に残されたココアの缶に向かって呆れたようにそう言った。
「あ。詩織ちゃん何か飲む? 缶ジュースでいいならおごるよ。ミルクティーでいい?」
「はいはい。お前のダーリンは俺と違って軽く女に声かけたりしませんよ。すいませんね俺は軽くて」
ふたりの会話に石井さんの名前が出てきた途端、またずしりと胃のあたりが重くなった。
もう、重症だ。
名前を聞くだけで拒否反応が出る。
私はよっぽど石井さんの事が嫌いらしい。
あんな最低な男、嫌いになって当然なんだけど……。
「あ、そういえば。亜紀お前、7時までに見積もり提出するんじゃなかったのか?」
「やば。忘れてた!!」
永瀬さんの言葉に、亜紀さんが腕時計を見ながら慌てて立ち上がった。
「詩織! また今度ゆっくり飲もうね!」
そう言うと私の返事を待たずに、エレベーターホールに向かって一直線に走っていく。
「あ、はい……!」
一応その背中にむかってそう返事をしてはみたけど、たぶん亜紀さんには聞こえてないだろう。
嵐のように走り去った彼女の勢いに、思わず小さく笑った。
本当に亜紀さんは、いつも元気でパワフルだなぁ。
「本当に騒がしい女だねぇ」
永瀬さんは亜紀さんの足音が聞こえなくなると、テーブルの上に残されたココアの缶に向かって呆れたようにそう言った。
「あ。詩織ちゃん何か飲む? 缶ジュースでいいならおごるよ。ミルクティーでいい?」