罪深く、私を奪って。
社内のほとんどの人が読んでるという中傷メール。
しかも大元は営業部のパソコン。
社交的で顔の広い永瀬さんがその存在を知らない訳がない。
そう思いながら、恐る恐る運転席に座る彼の顔をうかがった。
「いや、初めて聞いた。そんなメール流れてるなんて知らなかった」
知らない?
永瀬さんはそのメール本当に知らないの?
彼のその反応に、少しほっとしながらも、『とても本人には見せられない』と沼田さんが言うくらい酷い内容。
永瀬さんは優しいから、本当は知ってるのに知らないフリをしているだけなのかもしれない。
彼の言葉をそのまま信じていいのか戸惑った。
「本当に知らないって。そんな風に俺の事まで疑わないの」
永瀬さんの真意を探るように黙り込んだ私の眉間に、突然するどい痛みが走った。
「イタッ!」
驚いて、ズキズキと痛む眉間を手で押さえながら運転席を見ると、私の額に容赦なくデコピンした永瀬さんが、いたずらっ子みたいな顔で嬉しそうに笑っていた。
「イタッ!だって! 詩織ちゃん今の顔すごいマヌケだった」
真剣に悩んでいる私がバカらしくなるくらい、私の赤くなった眉間を指差してゲラゲラと笑う永瀬さん。
まったく。この人は……。
大きなため息を吐きながらも、永瀬さんのお気楽ぶりに思わず釣られて小さく吹き出した。
自分の口からもれた笑い声を聞いて、そうやって笑えるくらい心の余裕があることに自分で驚いた。
しかも大元は営業部のパソコン。
社交的で顔の広い永瀬さんがその存在を知らない訳がない。
そう思いながら、恐る恐る運転席に座る彼の顔をうかがった。
「いや、初めて聞いた。そんなメール流れてるなんて知らなかった」
知らない?
永瀬さんはそのメール本当に知らないの?
彼のその反応に、少しほっとしながらも、『とても本人には見せられない』と沼田さんが言うくらい酷い内容。
永瀬さんは優しいから、本当は知ってるのに知らないフリをしているだけなのかもしれない。
彼の言葉をそのまま信じていいのか戸惑った。
「本当に知らないって。そんな風に俺の事まで疑わないの」
永瀬さんの真意を探るように黙り込んだ私の眉間に、突然するどい痛みが走った。
「イタッ!」
驚いて、ズキズキと痛む眉間を手で押さえながら運転席を見ると、私の額に容赦なくデコピンした永瀬さんが、いたずらっ子みたいな顔で嬉しそうに笑っていた。
「イタッ!だって! 詩織ちゃん今の顔すごいマヌケだった」
真剣に悩んでいる私がバカらしくなるくらい、私の赤くなった眉間を指差してゲラゲラと笑う永瀬さん。
まったく。この人は……。
大きなため息を吐きながらも、永瀬さんのお気楽ぶりに思わず釣られて小さく吹き出した。
自分の口からもれた笑い声を聞いて、そうやって笑えるくらい心の余裕があることに自分で驚いた。