罪深く、私を奪って。
もう9時になるのに。こんな時間までお仕事の電話がかかってきたりするんだ。
営業さんって大変だなぁ。
「半分仕事、半分遊びって所じゃない?」
亜紀さんは、永瀬さんの後姿を眺めながら苦笑いした。
半分仕事で半分遊び?
どういう意味だろう。
「悪い、取引先の岩本部長からお誘いきちゃった」
しばらくして戻ってきた永瀬さんが、携帯を胸ポケットにしまいながら頭を下げた。
「え。これからまたお仕事に行くんですか?」
永瀬さん、お酒飲んでるのに大丈夫なのかな。
心配して永瀬さんの顔を見上げると、永瀬さんはテーブルの上に置いた私の手を握りながら笑った。
「ごめんねー、もっとゆっくり詩織ちゃんと話したかったのに。今度また飲もうね。次は邪魔者なしのふたりっきりで」
「なに詩織の手を握ってんのよ。さっさと行け! おねーちゃんが待ってるぞ」
そんな永瀬さんに、亜紀さんは割り箸の入っていた紙袋を丸めて投げつける。
永瀬さんは笑ってそれをかわしながら、財布からお札を一枚出して亜紀さんに手渡した。
「これで払っといて。お前、あんまり酔っぱらうなよ。ちゃんと詩織ちゃん送って行けよ」
「大丈夫。帰りは永瀬と違って優しーいダーリンに迎えにきてもらうから!」
ふん、と鼻をならしながら亜紀さんは受け取ったお札を乱暴にポケットにつっこんだ。
「あっそ。俺は優しくなくて悪かったな。じゃあね、詩織ちゃん」
営業さんって大変だなぁ。
「半分仕事、半分遊びって所じゃない?」
亜紀さんは、永瀬さんの後姿を眺めながら苦笑いした。
半分仕事で半分遊び?
どういう意味だろう。
「悪い、取引先の岩本部長からお誘いきちゃった」
しばらくして戻ってきた永瀬さんが、携帯を胸ポケットにしまいながら頭を下げた。
「え。これからまたお仕事に行くんですか?」
永瀬さん、お酒飲んでるのに大丈夫なのかな。
心配して永瀬さんの顔を見上げると、永瀬さんはテーブルの上に置いた私の手を握りながら笑った。
「ごめんねー、もっとゆっくり詩織ちゃんと話したかったのに。今度また飲もうね。次は邪魔者なしのふたりっきりで」
「なに詩織の手を握ってんのよ。さっさと行け! おねーちゃんが待ってるぞ」
そんな永瀬さんに、亜紀さんは割り箸の入っていた紙袋を丸めて投げつける。
永瀬さんは笑ってそれをかわしながら、財布からお札を一枚出して亜紀さんに手渡した。
「これで払っといて。お前、あんまり酔っぱらうなよ。ちゃんと詩織ちゃん送って行けよ」
「大丈夫。帰りは永瀬と違って優しーいダーリンに迎えにきてもらうから!」
ふん、と鼻をならしながら亜紀さんは受け取ったお札を乱暴にポケットにつっこんだ。
「あっそ。俺は優しくなくて悪かったな。じゃあね、詩織ちゃん」