罪深く、私を奪って。
何度も繰り返し見たお気に入りの映画だけど、今日はまったく頭に入ってこず、ただ画面に映し出されるパリの街並みをぼんやりと目で追う。
気を紛らわせようと映画を見ていたはずなのに、どうしても考えてしまうのはあの写真や中傷メールの事ばかりで、映画を見るのは諦めて大きくため息をついた。
温かいカフェオレでも飲もうかな。
そう思い、ベッドの上から起き上がった時、テーブルの上に置いてあった携帯電話が鳴りだした。
部屋に響いた無機質な着信音に、思わずビクリと体が震えた。
誰だろう……。
そう思いながら、恐る恐る画面を見ると実家からの着信。
ホッとしながら電話を手に持つ。
「もしもし?」
『あ、詩織? お母さんだけど、今大丈夫?』
「うん、今部屋だから大丈夫だよ」
なんだか、お母さんの声を聞くの久しぶりかも。
最近家にあまり帰ってなかったからなぁ。
そう思いながら頷いた私に、
『何かあった?』
電話の向こうのお母さんが、まるで私の気持ちを見透かすように、心配そうな声でそう聞いた。
「え?」
『なんだか声が沈んでるから。何か嫌な事でもあったのかなと思って』
さすがお母さん。
たった一言会話を交わしただけで見抜いてしまうなんて。
それとも、私がそんなにわかりやすい程暗い声を出していたのか。
「ごめん、大丈夫。なんでもないよ」
声色に気を付けながら、そう言うと、
気を紛らわせようと映画を見ていたはずなのに、どうしても考えてしまうのはあの写真や中傷メールの事ばかりで、映画を見るのは諦めて大きくため息をついた。
温かいカフェオレでも飲もうかな。
そう思い、ベッドの上から起き上がった時、テーブルの上に置いてあった携帯電話が鳴りだした。
部屋に響いた無機質な着信音に、思わずビクリと体が震えた。
誰だろう……。
そう思いながら、恐る恐る画面を見ると実家からの着信。
ホッとしながら電話を手に持つ。
「もしもし?」
『あ、詩織? お母さんだけど、今大丈夫?』
「うん、今部屋だから大丈夫だよ」
なんだか、お母さんの声を聞くの久しぶりかも。
最近家にあまり帰ってなかったからなぁ。
そう思いながら頷いた私に、
『何かあった?』
電話の向こうのお母さんが、まるで私の気持ちを見透かすように、心配そうな声でそう聞いた。
「え?」
『なんだか声が沈んでるから。何か嫌な事でもあったのかなと思って』
さすがお母さん。
たった一言会話を交わしただけで見抜いてしまうなんて。
それとも、私がそんなにわかりやすい程暗い声を出していたのか。
「ごめん、大丈夫。なんでもないよ」
声色に気を付けながら、そう言うと、