北原くんは、会長の旦那様(月の蜜)
 次の日。
 朝早くから起きた俺たち。
 「悠斗。
これ。」
「何これ?」
「浅井さんに渡すの。
こういう旅館では、お世話していただいたから、こうして心付けをお渡しするの。
浅井さんがきたら、悠斗がゆえに促して。
ゆえが、心付け渡すから。」
「分かった。」
 そこに、浅井さんがきた。
 「おはようございます。」
 2人で、おはようございます。を言った。
 「ご朝食にございます。
こちらに、ご用意させていただきます。」
 朝食の準備が終わり、お茶を入れてくれて、帰ろうとした時、俺がゆえに促した。
 「浅井さん。
これ…受け取ってください。」
「奥様…。」
「主人からです。」
「旦那様…。
ありがとうございます。
(若いのによく知ってるわねぇ…。)」
 浅井さんが退室してから、2人で、朝食を堪能した。
 朝食が終わると、浅井さんが下げに来てくれた。
 「美味しかったです。
妻と話していたんですよ。
ここの料理は、美味しいと…。」
「それは、ありがとうございます。
連泊ですよね?
朝11時からお掃除に入らせていただきますが、いかがいたしましょうか。」
「外湯巡りに行きます。
主人と。」
「かしこまりました。」
 朝食を下げてもらって、俺たちは着替えることにした。
 着替えが終わると、俺とゆえは、外湯に繰り出した。
 外は、泊り客で賑わっていた。
 「(この人達も連泊なのかな?)
ゆえ、明日は、帰るでしょ?」
「明日は、東京に向かうのよ。」
「は?
東京?!」
「そう。
東京で仕事。」
「なるほど…。」
「仕事中どこ行く?」
「すぐ終わる?」
「そうね。
お祝い金と長期休暇に入る人に話しがあるだけ。」
「どれくらいで終わるの?」
「3時間見てくれたら、大丈夫よ。」
「分かった。
東京は、ホテル?」
「そうよ。
家、欲しい?」
「ホテルでいい!
(ゆえに言ったら、本当に買いそうなんでもん…。)」
「東京、どこ行きたい?」
「アキバ!」
「アキバ?!」
「うん。
だめ?」
「いいよ。」
「やった!
ゆえ、さとの湯行こうよ。」
「まだ、開いてないわよ?」
「え?」
「13時からだもの。」
「そうなの?」
「うん。」
「じゃあ、御所の湯行こうよ。」
「いいよ。」
 俺たちは、御所の湯に行った。
「(御所の湯、ゆえが長いんだよな…。)
(先に出て待ってよ。)
(ゆえがナンパされたらイヤだもん。)」
 俺は、さっさと出た。
 ゆえを持っている間、女の子にナンパされた。
 「妻がいるので、ごめんなさい。」
「妻?
冗談でしょ?」
「いや、ホント。
妻待ちだし。」
「悠斗ぉ、お待たせ。」
「ゆえ。
のぼせてない?」
「大丈夫よ。」
「はい。
この人、俺の嫁さん。
だから、誘われても行きません。」
「なに?
悠斗、ナンパされたの?!」
「うん。」
「人の旦那ナンパしないでよ!」
「ゆえ…。
(旦那…旦那…旦那…。)
(いい響き…。)」
「気分悪い!
悠斗、行こ!!」
「うん。
(ゆえが怒ってる…。)
(怒ったら、こうなるんだ…。)」
「悠斗はゆえのなのにぃっ!!」
「(ぷんぷん怒ってる…。)
(可愛い…。)
ゆえ。」
「なに?!」
「ちゅ。」
「悠斗、人前…。」
「俺とのちゅイヤ?」
「ううん。」
「じゃあ、ちゅ。
俺の嫁さんアピール。」
「もう…。」
「怒るの終わり。」
「分かったわよ。」
 俺とゆえは、腕を組んで歩き始めた。
 「ねぇ、ここ入っていい?」
「うん。
いいよ。」
「こういうお土産やさん好きなの。」
「いいね。」
 俺たちは、お土産やさんに入った。
 ゆえは、ここで、気に入ったものなんでも買っていった。
 しかも、持ち帰りじゃなく、自宅まで配送…。
 容易に熊田が、アワアワしてるのが、想像つく…。
 「悠斗、次行こ?」
「うん。」
 次に、ゆえが足を止めたのは、はちみつ屋さん。
 「悠斗ぉ…。」
「いいよ。」
 俺とゆえは、中に入った。
 「わぁー…。
色んな、はちみつがある!
ラベンダーとか良さそう。」
 ゆえは、試食をもらった。
 「蜂の巣は要らない。」
「では、こちらはいかがですか?」
 店員は、ラベンダーとユリのはちみつを持って来た。
 「うん。
やっぱり、ラベンダー美味しい。
ラベンダーのはちみつ下さい。」
「ありがとうございます。」
 俺とゆえは、はちみつを買って店を出た。
 「ゆえ。
はちみつ持つよ。
重いでしょ?」
「ありがとう。」
 俺とゆえは、駅の方に行き、抹茶が飲めるとこがあったから、その店に寄ってみた。
 店内は、すっきりとしていて、抹茶を堪能するのにいいお店だった。
 そこを出てから、おけしょうやでお昼をと思ってたら、圭介兄から電話があった。
 「悠斗?」
「なに?」
「今どこにいるんだ?」
「城崎。」
「城崎って、温泉街じゃん!
ゆえちゃんと何してるんだよ!」
「ゆえが仕事してる間に、温泉巡りしてる。」
「ゆえちゃんの仕事について行ったのか?
迷惑かけてないよな?」
「かけてないよ。
圭介兄こそ何?
なんか用事?」」
「ゆえちゃんに用事。」
「なに?
俺が聞いて、ゆえに伝えるよ。」
「電話代われ。」
「なんで?」
「ゆえちゃんに、用事があるんだよ!
大人の話し!
さっさと代われ!」
「むっ!!
ゆえ、圭介兄から。」
「え?
おばさんじゃなくて?」
「うん。」
「はい。
もしもし…。」
「あ、ゆえちゃん?」
「はい。
何かありました?」
「たいした用じゃないんだけど、悠斗、邪魔してない?」
「はい。
してないですよ。」
「今、城崎にいるんだって?」
「はい。」
「温泉デート?」
「はい。
仕事もありますけど…。」
「悠斗のどこがいいの?」
「それは、本人に伝え済みなので内緒です。」
「悠斗、ゆえちゃんに、いやらしいことしてない?」
「はい。
(嘘だけど。)」
「そうなんだ。」
「はい。」
「あのさ、俺と付き合わない?」
「無理です。
悠斗がいいので。」
「ふぅん…。
断るんだ?」
「はい。」
「悠斗から、ゆえちゃんのエッチな写真送られてきてるけど?」
「どんな写真ですか?」
「SEXやってるとこ。」
「それはないです。
悠斗とSEXしてないですから。
用事ってこのことですか?」
「そうだけど?
その態度でいいの?
ばら撒くよ?
そうしたら、困るのゆえちゃんじゃない?」
「何をばら撒くんです?」
「今、写真送るよ。
(合成だけど。)
届いた?」
「はい。
これ、合成ですよね?
ここまでして、何がしたいんですか??」
「ゆえちゃんと結婚したい。」
「無理です。
失礼します。」
 ゆえは、電話を切った。
 「(また、ぷんぷんしてる。。)
(圭介兄、何言ったんだよ?)
ゆえ、大丈夫?」
「圭介さんて、酷い人!」
「え?
何言われたの?」
「結婚してほしいって。
合成写真まで作って…。
最低!!
悠斗のお兄さんだからと思ってたのに!」
「圭介兄がそんなこと?」
「ほら、これ!
合成写真!
こんなの撮られた覚えないもん!」
「これは、合成だね…。
圭介兄…。
ゆえのこと好きだったんだ?」
「みたい…。
ねぇ、どうしたらいい?
この写真で、名誉毀損で訴えれるけど…。
悠斗のお兄さんに、そこまでするのは…。」
「これからは、ゆえは出なくていいよ。
俺が、対応する。ごめんね。
イヤな思いさせて。」
「ううん。
悠斗がいてくれるから大丈夫。」
「お昼ご飯食べて、忘れよ?」
「うん。」
 俺たちは、おけしょうやで、海鮮丼を食べた。
 「そろそろ、掃除終わったかな?」
「終わったんじゃないかな?
旅館に戻ってみる?」
「今何時?」
「13時半。」
「ゆえ。
さとの湯行こうよ。」
「いいよ。」
「決まり!」
 俺とゆえは、さとの湯に行った。
 「ここ、色んな温泉あって、俺のオススメ。」
「そうなの?」
「うん。
でも、露天風呂に行ったら、気を付けて。
温泉のそばに池があるから。」
「分かったわ。」
 さとの湯で、2人ゆっくりとした。
 「(ゆえのぷんぷん直ったかな…。)」
 俺は、温泉から出て、ゆえを待っていた。
 「悠斗、お待たせ。
ここ、すごいね。
悠斗のオススメなだけあった。」
「でしょ?」
「うん。」
「次、旅館に戻る?」
「うん。」
「じゃあ、行こうか。」
「うん。」
 俺とゆえは、旅館に戻った。
 部屋に行くと、布団は片付けられ、座椅子が出されていた。
 「片付けられてるね。」
「うん。
悠斗、浴衣着ていい?」
「いいよ。」
「最後の浴衣。」
 そう言って、ゆえは着替え始めた。
 ゆえの着替え方に、興奮した俺は、ゆえに襲いかかりそうなのを抑えた。
 ゆえは、着替えると、俺にひっついた。
 「どした?」
「少し、こうさせてて…。」
「いいよ。」
「悠斗、ゆえのこと好き?」
「なんだよ、急に。
好きに決まってんじゃん。」
「悠斗。
ちゅして。」
「いいよ。
ちゅ。」
「もっと。」
「SEXしたくなる…。」
「SEXして。」
「どしたの?
ゆえ、変だよ?
ゆえから誘ってくるなんて…。」
「たまにはいいじゃない。」
「ゆえ…。
何があったの?」
 ゆえの目には涙が浮かんでいた。
 「ゆえ、どうしたの?
ちゃんと言って。」
「悠斗…、何も聞かず、ゆえのおっぱいに、いっぱいキスマ付けて。
見えるとこも。」
「理由言わなきゃしない。
なんで、泣いてるの?」
「………。」
 ゆえは、黙っていた。
 そこに、また、圭介兄から電話があった。
 「ゆえちゃんから聞いた?」
「何を?
(ゆえの涙はこれが原因?)」
「ゆえちゃん、お前と別れるって。」
「は?
そんなわけないじゃん。
デタラメ言うなよ。」
「ゆえちゃん、泣いてるだろ?」
「泣かしたの圭介兄?」
「泣いて喜んでるんだ?」
「違う!!
この涙は、違う!!
何した?!」
「ゆえちゃんに聞いてみろよ。」
「ゆえ…、何があったの?
答えて。
さっきから、変だよ?
教えてよ!」
「おばさんに言われたの。
圭介お兄さんと結婚して欲しいって…。
悠斗は、まだ、未来があるからって…。」
「は?
なんで?
俺たち、婚約してるんだよ?」
「…………。」
「母さんに代われよ。」
「いいぜ。」
「なに?」
「は。
誰お前。
母さんじゃねえじゃん。
圭介兄の彼女?
こんなんして楽しい?
なに、ゆえイジメてんだよ?
ゆえは、俺の婚約者!
邪魔すんの?」
「圭介、バレてる…。」
「は?
バレてるってなに?
答えろよ。
ゆえを泣かせたんなら、一生後悔させてやろうか?」
「弟君、怖いじゃん!」
「お前、身分証出して、写真に撮って、圭介兄のLINEから送ってこいよ。」
「え…。」
「え。じゃねえよ。
こっちは、婚約者泣かされて、キレてんの。
分かる?
さっさと送れっっ!!」
「はいっっ!!」
「悠斗?」
「ゆえ、大丈夫だから。」
「送りました!」
「お前、どこに勤めてんの?
言わないなら、言わないでいい。
こっちで、調べるから。
ゆえ、泣かしやがって!」
「すいませんっ!
でもこれ、圭介が言い出したことなので…。」
「うるせぇよ。
圭介兄に言われたからって、こんなことするべきじゃねぇだろ!
やっていいことと悪いこと分からねぇの?」
「すみません…。」
「許さん!!
圭介兄も許さん!!」
 悠斗は、それだけ言うと電話を切った。
「ゆえ。
あれは、母さんじゃない。
圭介兄の彼女。
だから、泣かなくていいよ。」
「そうなの?」
「うん。
おっぱいに、きすまいっぱい欲しい?」
「うん。
欲しい…。」
「いいよ。
いっぱい付けてあげる。」
 俺は、ゆえのおっぱいに沢山キスマを付けた。
 「まだいる?」
「うん。
首以外に欲しい…。」
「いいよ。
ここなんか、いやらしくていいんじゃない?」
 そう言って、俺が付けたのは太もも。
 ミニを着れば見えるとこ。
 俺は、そのまま、ゆえの下を舐め始めた。
 ゆえは、喘ぎまくり。
 「悠斗…。
だめ…。」
「ゆえのだめは聞き飽きた。
止めない。
こうしてたら、涙も止まるでしょ?」
「うん。」
「じゃあ、弄るよ?
舐めるよ?」
「うん…。
あ…あ…あ…。
ん…ん…ん…。」
「気落ちいい?
ちゅばちゅばちゅば…。」
「すっごく…。」
「じゃあ、ここ弄りながら、舐めてあげる。」
「あ…あ…あ…。
ああん…ああん…ああん…。」
「やっぱ、ここかな。」
 俺は、ゆえの弱とこを弄った。
 「ああんっああんっああんっ!
そこ…吹いちゃう…。
弄っちゃ…だめ…ぇ…。」
「吹くって、潮?」
 小さく頷くゆえ。
 「いいじゃん。
吹きなよ。」
 俺は、ゆえの弱いとこを弄りながら吸った。
 ゆえは、腰が浮くほど喜んだ。
 「ああんっああんっああんっ!!
吸っちゃ…だめ…ぇ…。
もう…。
吹いちゃう…。
が…まん…出来…な…い…ぃ…。
あああああんっっ!!」
 ゆえは、プシャーと潮を吹いた。
 俺は、ゆえの潮を飲んだ。
 「あん…。
飲んじゃだめ…。」
「いいじゃん。
じゅるるるるるるるるるるるる!!」
「はぁんっっ!!
「じゅるるるるるるる!!
じゅぱじゅぱじゅぱ!!」
「あああああああんっっ!!」
 ゆえは、また潮を吹いた。
 「ゆえ…。
気持ちいいの?」
「ああんっああんっああんっ!!」
「じゅるるるるるるるる!!
じゅぱじゅぱじゅぱ!!」
「あああああああんっっ!!」
「挿れるよ?」
「う…ん…。」
 俺は、ゆえの中を激しく突いた。
 俺もゆえもすぐイってしまった。
 ゆえの浴衣は、ぐちょぐちょに濡れていた。
 ゆえは、露天風呂に入った。
 「はぁ〜…。
気持ちいい〜…。」
「ゆえ、俺も入っていい?」
「いいよ。」
 俺も露天風呂に入った。
 「あぁ〜…。
気持ちいい〜…。」
「ふふっ。
悠斗、さっきはありがと。
ゆえ、本当におばさんだと思って、泣いちゃった。」
「いいよ。
あんなの気にしない。
ってか、こんなにキスマ付けてて大丈夫?」
「うん。
仕事だから、スーツだし。」
「そっか…。」
「仕事中待たせるけど、ごめんね。」
「いいよ。
でも、終わったら、どうやって合流するの?
昨日は、たまたま合流出来たけど…。」
「あとで、いいものあげる。」
「いいもの?」
「うん。
他の人には内緒よ?」
「うん。」
 露天風呂から上がると、ゆえは俺に目隠しさせた。
 「悠斗、見てない?」
「見てないよ。」
「じゃあ、目を開けて。」
 俺は目を開けた。
 そこには、アイフォン16MAXが、2台置かれていた。
 「ゆえ…。
これ…。」
「連絡取れないと不便でしょ?
だから、ゆえ達専用の電話。
みんあには、内緒よ?」
「言えるわけないじゃん。」
「ふふ。
驚いた?」
「かなり。」
「(コソっ)これにいっぱい写真撮れるよ。」
「ゆえ…。」
 そこに、今日の中居さんが来た。
 「いらっしゃいませ。
本日、担当させていただきます。
上野です。
よろしくお願いします。」
 2人で、よろしくお願いします。と答えた。
 上野さんは、新しいお茶菓子と、お茶を持ってきてくれた。
 「お茶をお入れしますね。」
 2人で、ありがとうございます。と言った。
 「お茶が入りましたので、お茶菓子食べながら、ごゆっくりされてください。
お夕食は、何時にいたしましょうか?」
「悠斗、18時でいい?」
「いいよ。」
「18時で。」
「かしこまりました。
18時にお持ちいたします。
では、失礼いたします。」
 上野さんは下がった。
 「悠斗、お夕食持ってこられたら、浅井さんの時と同じように、促してくれる?
心付け渡すから。」
「分かった。」
 18時。
 「失礼いたします。
お夕食のお時間です。」
 2人でありがとうございます。を言った。
 今日の夕食は、昨日と違って、地元で有名な牛のすき焼きだった。
 その他にも、地元のものを使った料理が並んだ。
 「ゆえ。」
「はい。
上野さん、主人からです。」
「ありがとうございます。」
 上野さんは、受け取ると、下がっていった。
 「いただきましょうか。」
「うん。
いただきます。」
「いただきます。」
 俺たちは、全部食べた。
 すると、上野さんが来た。
 「失礼いたします。
お夕食はいかがでしたか?」
「美味しかったです。
ね?
ゆえ。」
「はい。
美味しかったです。」
「それは、よかったです。
では、お下げいたしますね。」
 上野さんは、夕食の片付けをして、下がった。
 「あぁ〜…。
お腹いっぱい!」
「じゃあ、お寿司無理だね。」
「大将のとこ?!」
「うん。」
「行こっ!」
「お腹は?」
「大将のとこは別!!」
「分かったわ。
行きましょ。」
「うん。」
 俺とゆえは、街に繰り出した。
 大将のお店に着いて入った。
 「大将、こんばんは。」
「おっ、一昨日の!」
「大将、持ち帰り出来ますか?」
「出来るよ!」
大将のおまかせ2人前。
持ち帰りで。」
「分かりました。
店内で、食べますか?」
「はい。」
「何握りましょうか?」
「アジ、イカ、サーモン、ホタテを4貫ずつ。
マグロ、中トロ、大トロ3貫ずつ。」
「はいよ。
奥さんは?」
「イカとサーモンとホタテと中トロと大トロを2貫ずつ。」
「はいよ。」
 俺とゆえは、大将の握ってくれた。お寿司を堪能して、持ち帰りのお寿司を持って、外に出た。
 「それ、夜食?」
「そうだよ。
1つは、ゆえのだよ。」
「ありがと。」
「もう、旅館に帰る?」
「ううん。
少し歩きたい…。」
「いいよ。」
 俺とゆえは、夜の城崎温泉を歩いて散策した。
 それから、旅館に戻り、夜食を食べて眠った。
< 10 / 27 >

この作品をシェア

pagetop