北原くんは、会長の旦那様(月の蜜)
次の日。
朝から、お風呂に入った。
お風呂から出ると、朝ご飯が来ていた。
「個々の名物。
かにぼんぼり。」
「へぇ…。」
「まずは、おひつのご飯をよそって、普通に食べる。」
「ふむふむ。」
「おひつのだから、美味しいよ。」
「ホントだ…。
お米が甘い…。」
「これで、周りのおかずを食べる。
美味しいでしょ?」
「うん。
焼き魚とか久しぶりに食べる。」
「これぞ、朝ご飯って感じでしょ?」
「うん。
美味しい…。
ゆえ、ご飯おかわり。」
「はぁい。」
俺の連続おかわりで、おひつのご飯が、なくなってしまった…。
ゆえは、フロントに電話した。
すると、おひつが来た。
「こちらが、おかわりになります。」
「ありがとうございます。」
「ゆえ、ご飯来たの?」
「そうよ。」
「じゃあ、おかわり。
これで、かにぼんぼり食べる。」
「はいはい。
ゆえもおかわりしよ。」
「かにぼんぼり、美味しい!」
「美味しいでしょ?
よそおい方によれば、2杯分あるから、たっぷり食べれるし。
出汁で食べるから、さらさらっと食べれる。
ここのこれ、好きなの。」
「俺も好きになった。
また来たいな。」
「いいよ。
また来ようね?」
「うん。」
「それから、今日は、違う旅館に泊まるのよ。」
「この街の?」
「そうよ。」
「そうなの?」
「うん。
今日は、晩ごはんついてるから。」
「分かった。
大将のとこ行けれないんだ?」
「晩ご飯の後なら行けるよ。」
「じゃあ、行こうよ。」
「いいわよ。」
俺とゆえは、チェックアウトした。
「じゃあ、今日の宿に行きますか。」
「うん。
でも、早くない?」
「荷物だけ預かってもらうの。」
「なるほど。」
「今日の宿は、2泊するから。」
「分かった。」
「あと、午後から仕事するから、悠斗は、温泉楽しんでて。」
「分かったよ。」
俺とゆえは、今日の宿に行った。
「今日の宿はここよ。」
「こ…ここ…?
(めっちゃ高そう…。)」
「さ、入りましょ。」
「う…うん…。」
俺とゆえは、旅館に入った。
「いらっしゃいませ。」
「今日予約してる、天使です。
荷物だけ預かってもらえませんか?」
「天使様…。
少々、お待ちください。
初音にお泊まり予定ですね?」
「はい。」
「かしこまりました。
お預かりいたします。
もし、お車でお越しでしたら、お車もお預かりいたしますよ?」
「車は大丈夫です。」
「かしこまりました。」
荷物を預かってもると。ゆえは近くのお土産屋さんに入った。
そこでゆえは、タオルを沢山買ってきた。
「これ、悠斗のね?」
「うん。
で、どうするの?」
「温泉巡りするの。
チケット買いに行きましょ。
買ったら、そこのお湯にも入ろ?」
「うん。
分かった。」
俺とゆえは、一の湯に行った。
「ゆめぱ大人2枚。」
「はぁい。
3000円です。」
「はい。」
「ありがとうございます。」
「悠斗、これつけて。
これ持ってたら、外湯全部入れるから。
何回でも。」
「分かった。」
「ゆめぱの方は、ここにコード読み込ませてね。」
「はい。」
俺とゆえは、一の湯に入った。
一の湯を出ると、今度は、鴻の湯に行った。
「ここ出たら、温泉卵食べる?」
「うん。
蟹まんも食べたい。」
「いいよ。」
鴻の湯を出て、目の前のお店に行った。
そこで、温泉卵と蟹まんを食べた。
「次は、御所の湯行きましょ?」
「御所の湯?」
「うん。
そこに入ってから、お昼にする?
それとも、仕事終わってからにする?」
「仕事、長い?」
「ううん。」
「じゃあ、仕事終わってからでいいよ。」
「分かった。
仕事中は、悠斗1人だけど、楽しんで。」
「分かった。」
「あ、お小遣いあげる。
これで、好きな物買って。」
「分かった。」
「足りなかったら、月のホテルに居るから来て。」
「どこにあるの?」
「この辺のお土産やさんに聞けば分かるよ。」
「分かった。
月のホテルだね?」
「うん。」
俺とゆえは、御所の湯に入ったあと、別行動になった。
月のホテル。
「いらしゃいませ。
(なに?子どもの悪戯?)
(親は?)」
「今日、1泊したいんだけど…。」
「お嬢さん、親御さんは?」
「ゆえだけだよ?」
「ゆえちゃん、親御さんと来てくれるかな?」
「どうして?」
「ゆえちゃんじゃ、払えないでしょ?」
「払えるよ。
(問題の子に当たったかしら?)
ゆえ、いっぱいお金持ってるから。」
「(ホントかしら?)
じゃあここに出して。」
「いいよ。」
ゆえは、子ども用財布を出した。
その中には、くしゃくしゃの1000円札が3枚あった。
「これじゃあ、足りないわ。
やっぱり、親御さんを連れてきて。
次の人。」
「予約したんじゃが…。」
「お名前は?」
「井上です。」
「井上様…。
(何だ、安客か…。)
(これ以上、お金持ってなさそうだし…。)
ご予約はされていませんね。」
「そんなはずは…。」
「何でされました?
ネットですか?」
「いや…電話で…。」
「ご予約入ってません。
申し訳ございません。
お引き取りください。」
「じゃあ、新しく…。」
「本日は満室でして…。」
「(嘘だわ。)
(今日は、10室は開いてるもの。)
(問題の子は、この子で間違いなさそうね。)」
「折角の結婚記念日なのに…。」
「斎藤さん、あの子は?」
「3000円しか持ってないので、追い出した子です。」
「こちらの方々は?」
「ご予約ないのに、されたと申されていまして…。」
「本当に入ってないの?」
「はい。
それに、満室のこともお伝え済みです。」
「満室?」
「はい。」
「そうだったわね。
本日は、満室でございます。」
「(!!!!!?)
(問題の子が2人?!)
(どう言うこと?)
(クレームに上がってたのは1人のはず…。)
(待って。)
(あの2人そっくり…。)
(本当は、2人居たのね…。)」
そこに、支配人が来た。
「今日は、会長が視察に来られる。
気を引き締めて。」
「はい。」
「分かりました。」
「会長は、もう来てるはずなんだが…。
(また、子どものフリをなさってるんじゃ…。)」
支配人が居なくなると、2人はお喋りを始めた。
「会長って、社内報でしか見たことないわ。」
「あたしもです。」
ゆえは、スマホの録画機能を付けたまま、ご夫婦を追いかけた。
「お待ちください!!」
「あなたは、さっきの子ども…。」
「実は、こう言うものでして、ここには視察で来ていました。」
ゆえは、名刺を渡した。
「天使グループの会長?!」
「はい。
先はどは、失礼いたしました。
お部屋も空いてございますので、どうぞご利用ください。
勿論、サービスもさせていただきます。
ご結婚記念日なんですよね?
当ホテルで、お祝いさせてください。」
「そこまでおっしゃるなら…。」
「ありがとうございます。
では、どうぞ。」
「ありがとう。」
ホテルに入ると、2人はまだ話し込んでいた。
「あら、さっきのご夫婦…。
と、ゆえちゃん…。
(しつこいなぁ…。)」
ゆえの目つきが変わった。
「支配人を呼んでくださる?」
「え…。」
そこに、支配人が来た。
「会長!!」
「支配人、この2人を解雇しなさい。
それから、こちらのご夫婦に特別サービスを。
お部屋もご用意して差し上げて。」
「かしこまりました。
お2人様、こちらへどうぞ。」
支配人は、ご夫婦を連れて、お部屋案内に行った。
さっきまでお喋りしていた2人はだんまり…。
「さっきの対応、見てました。
何か弁明ありますか?」
「いえ…。」
「ありません…。」
「では、2人は解雇です。
荷物を持って、出て行ってください。」
「はい…。」
「分かりました…。」
そこに、支配人が帰ってきた。
「会長、また、子どものフリしてきたんですね?
胸はどうされたんですか?」
「これよ。」
「晒し巻いてたんですか?!
全く、あなたと言う方は…。」
「ふふん!
あのご夫婦任せたわよ?」
「わたくしが、責任持ってサービスさせていただきます。」
「ご結婚記念日だそうだから、お祝いを…。
お寿司ケーキとかね。」
「はい。
かしこまりました。」
「じゃあ、あとは頼んだわよ?
また、見にくるから。」
「はい。」
ゆえは、月のホテルを後にして、俺と合流。
そのまま、おけしょうやに行った。
「今日も海鮮丼?」
「うん。
ゆえは?」
「一緒。」
俺とゆえは、海鮮丼を堪能した。
「次は、旅館行って、チェックインしなきゃ。」
「うん。」
俺たちは、西村屋本館に行った。
「お待ちしておりました。
お荷物は、先に運ばせていただきました。
どうぞ、こちらへ。」
俺たちは、本日の部屋に案内してもらった。
「こちらになります。」
「ありがとう。」
すぐに、中居さんがきた。
「失礼いたします。
本日担当させていただきます、中居の浅井です。
よろしくお願いします。
お茶をお入れしますね。
外湯には、もう行かれましたか?」
「ええ、何軒か入りました。」
「俺、全部入ったよ。」
「そうなの?」
「うん。
さとの湯が1番良かった。」
「へぇ…。」
「それは、良かったです。
こちらのお部屋には、露天風呂が付いてますので、ごゆっくりなさってください。」
「ありがとう。」
「では、失礼します。」
「悠斗、お茶飲もうよ。」
「いいよ。」
俺とゆえは、ゆっくりとお茶を飲んだ。
「ゆえ…、さっきから気になってたんだけど…胸どうした?」
「晒し巻いてるの。
子どものフリしてたから。」
「そうなんだ。
晒しの下は、何も付けてない?」
「うん。」
「じゃあ、早速…。」
「えっ、もうするの?
いつ入ってくるかわからないのに?
見られたら、どうするの?」
「大丈夫。」
「もう…。」
「夕食前に1回。
ね?」
「もう…。」
1回戦終わって、露天風呂に入ることにした。
「露天風呂いいね。」
「そうね。」
「ゆえ、いい?」
「え…。」
「ちゅ…。」
「悠斗…。
ちゅ…。」
「ちゅ…ちゅ…ちゅ…。
ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ…。
ゆえ…おっぱい自分で弄って。」
「えぇ…。
悠斗、ゆえのおっぱい嫌い?」
「ううん…。
大好きだよ?」
「じゃあ、悠斗が弄って。」
「いいの?
激しくするよ?」
「悠斗、いつも激しいじゃん。」
「言ったな?
じゃあ、泣いてもイかせてあげない!」
「え…?」
ゆえは、2回も3回もイかされた。
でも、弄るのを止めてもらえず…。
「泣いちゃうんだからぁ…。」
「いいよ。
俺、まだイってないんだもん。」
湯船に、ゆえの涙が落ちた…。
俺は、それでも止めず、突きまくった。
「ゆえの弱いとこここだよね?
ここ弄られてないのに、イきすぎじゃない?」
「も…もう…止め…て…。」
「だぁめっ!
彼氏イかさず、自分だけ何回もイくの?」
「そ…それは…。」
「彼氏もイかせてよ。」
また、ゆえの涙が湯船に落ちた…。
俺は激しく突きまくって、ゆえは喘ぎまくって、最後には2人同時にイった。
「ゆえ…。
俺、酷かった…。
ごめんね…。」
「ううん…。」
「ゆえ…。」
俺は、ゆえを抱きしめ、頭を撫でた。
露天風呂を出ると、中居さんが入ってきた。
「お夕食のお時間です。」
「あ、はい…。
ゆえ、おいで。」
ゆえは、俺にもたれかかった。
「あら、奥様はお疲れですか?」
「(奥様…奥様…奥様…。)
(いい響き…。)
はい、ちょっと…。」
「奥様、お夕食後にされますか?」
「少し…休みたいわ…。」
「では、旦那様のお隣にお布団敷きましょう。
旦那様のお隣の方がご安心でしょう。
すぐに敷きますので。」
「すいません…。」
「いいんですよ。
奥様、お水はいかがですか?
それとも、スポーツ飲料にいたしましょうか?」
「じゃあ、ポカリいただける?」
「かしこまりました。
すぐにお持ちいたします。」
中居さんは、ゆえの布団を敷いて、ポカリを持ってきた。
「俺も妻と一緒に食べます。」
「かしこまりました。」
「(妻って言っちゃった。)
ゆえ…、大丈夫?」
「うん…。
ちょっと、のぼせた…。」
「ごめん…。」
「ううん…。
大丈夫…。」
俺は、ゆえのそばについていた。
ゆえは、俺の浴衣を握っていた。
「ゆえ、抱きしめようか?」
「ううん…。
大丈夫…。
悠斗、先に食べて良かったのに…。」
「旦那様って呼ばれたんだよ?
旦那様なら、妻と食べるのが普通でしょ?」
「ふふふ…。
旦那様と奥様か…。
夫婦に見えるんだね…。」
「そうだね…。
ゆえ、少し寝たら?」
「ううん…。
大丈夫…。
もう少ししたら起きるから…。」
「無理しないで…。」
「大丈夫よ…。
それに、お腹空いた…。」
「ゆえ…。
お夕飯の準備してもらう?」
「うん…。」
俺は、フロントに電話した。
すると、浅井さんが来て、夕飯の準備をしてくれた。
今日の夕飯は、地元で有名な牛のステーキまで出た。
「豪華だね。」
「そうね。」
「いただこうか。」
「うん。
いただきます。」
「いただきます。」
夕飯を食べる頃には、ゆえの体調も治っていた。
「お夕食と共にお飲み物はいかがですか?」
「そうね…。
ポカリとオレンジジュースをいただくわ。
悠斗は?」
「俺は、コーラ。」
「かしこまりました。
すぐにお持ちいたします。」
浅井さんは、すぐに持ってきてくれた。
「お飲み物です。」
ありがとう。を2人で言った。
「ご馳走様です。」
「ご馳走様。」
「お夜食は、いかがいたしましょうか?
軽くお茶づけはいかがでしょう?」
「俺、もっと、ガッツリと…。」
「では、旦那様は、カツ丼などいかがでしょう?」
「お願いします!」
「かしこまりました。
奥様はいかがなされますか?」
「じゃあ、鮭茶漬けを…。」
「かしこまりました。
0時に持って参ります。」
2人で、ありがとう。を言った。
「ねぇ、悠斗。」
「なに?」
「夜食まで何する?」
「ゆえは、寝とくの。
俺は、露天風呂入ってくる。」
「悠斗…。」
「ほら、ゆえはお布団。
入って。」
「分かった…。」
俺は、布団に入ったゆえを、なでなでした。
それから、1人で露天風呂に入った。
「あー…。
いい湯だなぁ…。」
俺が露天風呂から出ると、ゆえが眠っていた。
俺は、ゆえの頭を、なでなでした。
「失礼いたします。」
浅井さんがきた。
「はい。」
「旦那様、お布団は奥様のお隣でよろしかったですか?」
「はい。」
「では、奥様の隣に敷きます。」
「ありがとうございます。」
「いえいえ。」
浅井さんは、パパッと布団を敷いてくれた。
「では、0時にお夜食をお持ちいたします。」
「はい。」
俺は、布団に入った。
「(ゆえの寝顔写真に撮りたいな…。)」
俺は、ゆえの寝顔を写真に撮った。
0時。
浅井さんが、夜食を持ってきてくれた。
「ありがとうございます。
ゆえ、食べよ?」
「うん。」
2人で夜食を食べて、眠りについた。
朝から、お風呂に入った。
お風呂から出ると、朝ご飯が来ていた。
「個々の名物。
かにぼんぼり。」
「へぇ…。」
「まずは、おひつのご飯をよそって、普通に食べる。」
「ふむふむ。」
「おひつのだから、美味しいよ。」
「ホントだ…。
お米が甘い…。」
「これで、周りのおかずを食べる。
美味しいでしょ?」
「うん。
焼き魚とか久しぶりに食べる。」
「これぞ、朝ご飯って感じでしょ?」
「うん。
美味しい…。
ゆえ、ご飯おかわり。」
「はぁい。」
俺の連続おかわりで、おひつのご飯が、なくなってしまった…。
ゆえは、フロントに電話した。
すると、おひつが来た。
「こちらが、おかわりになります。」
「ありがとうございます。」
「ゆえ、ご飯来たの?」
「そうよ。」
「じゃあ、おかわり。
これで、かにぼんぼり食べる。」
「はいはい。
ゆえもおかわりしよ。」
「かにぼんぼり、美味しい!」
「美味しいでしょ?
よそおい方によれば、2杯分あるから、たっぷり食べれるし。
出汁で食べるから、さらさらっと食べれる。
ここのこれ、好きなの。」
「俺も好きになった。
また来たいな。」
「いいよ。
また来ようね?」
「うん。」
「それから、今日は、違う旅館に泊まるのよ。」
「この街の?」
「そうよ。」
「そうなの?」
「うん。
今日は、晩ごはんついてるから。」
「分かった。
大将のとこ行けれないんだ?」
「晩ご飯の後なら行けるよ。」
「じゃあ、行こうよ。」
「いいわよ。」
俺とゆえは、チェックアウトした。
「じゃあ、今日の宿に行きますか。」
「うん。
でも、早くない?」
「荷物だけ預かってもらうの。」
「なるほど。」
「今日の宿は、2泊するから。」
「分かった。」
「あと、午後から仕事するから、悠斗は、温泉楽しんでて。」
「分かったよ。」
俺とゆえは、今日の宿に行った。
「今日の宿はここよ。」
「こ…ここ…?
(めっちゃ高そう…。)」
「さ、入りましょ。」
「う…うん…。」
俺とゆえは、旅館に入った。
「いらっしゃいませ。」
「今日予約してる、天使です。
荷物だけ預かってもらえませんか?」
「天使様…。
少々、お待ちください。
初音にお泊まり予定ですね?」
「はい。」
「かしこまりました。
お預かりいたします。
もし、お車でお越しでしたら、お車もお預かりいたしますよ?」
「車は大丈夫です。」
「かしこまりました。」
荷物を預かってもると。ゆえは近くのお土産屋さんに入った。
そこでゆえは、タオルを沢山買ってきた。
「これ、悠斗のね?」
「うん。
で、どうするの?」
「温泉巡りするの。
チケット買いに行きましょ。
買ったら、そこのお湯にも入ろ?」
「うん。
分かった。」
俺とゆえは、一の湯に行った。
「ゆめぱ大人2枚。」
「はぁい。
3000円です。」
「はい。」
「ありがとうございます。」
「悠斗、これつけて。
これ持ってたら、外湯全部入れるから。
何回でも。」
「分かった。」
「ゆめぱの方は、ここにコード読み込ませてね。」
「はい。」
俺とゆえは、一の湯に入った。
一の湯を出ると、今度は、鴻の湯に行った。
「ここ出たら、温泉卵食べる?」
「うん。
蟹まんも食べたい。」
「いいよ。」
鴻の湯を出て、目の前のお店に行った。
そこで、温泉卵と蟹まんを食べた。
「次は、御所の湯行きましょ?」
「御所の湯?」
「うん。
そこに入ってから、お昼にする?
それとも、仕事終わってからにする?」
「仕事、長い?」
「ううん。」
「じゃあ、仕事終わってからでいいよ。」
「分かった。
仕事中は、悠斗1人だけど、楽しんで。」
「分かった。」
「あ、お小遣いあげる。
これで、好きな物買って。」
「分かった。」
「足りなかったら、月のホテルに居るから来て。」
「どこにあるの?」
「この辺のお土産やさんに聞けば分かるよ。」
「分かった。
月のホテルだね?」
「うん。」
俺とゆえは、御所の湯に入ったあと、別行動になった。
月のホテル。
「いらしゃいませ。
(なに?子どもの悪戯?)
(親は?)」
「今日、1泊したいんだけど…。」
「お嬢さん、親御さんは?」
「ゆえだけだよ?」
「ゆえちゃん、親御さんと来てくれるかな?」
「どうして?」
「ゆえちゃんじゃ、払えないでしょ?」
「払えるよ。
(問題の子に当たったかしら?)
ゆえ、いっぱいお金持ってるから。」
「(ホントかしら?)
じゃあここに出して。」
「いいよ。」
ゆえは、子ども用財布を出した。
その中には、くしゃくしゃの1000円札が3枚あった。
「これじゃあ、足りないわ。
やっぱり、親御さんを連れてきて。
次の人。」
「予約したんじゃが…。」
「お名前は?」
「井上です。」
「井上様…。
(何だ、安客か…。)
(これ以上、お金持ってなさそうだし…。)
ご予約はされていませんね。」
「そんなはずは…。」
「何でされました?
ネットですか?」
「いや…電話で…。」
「ご予約入ってません。
申し訳ございません。
お引き取りください。」
「じゃあ、新しく…。」
「本日は満室でして…。」
「(嘘だわ。)
(今日は、10室は開いてるもの。)
(問題の子は、この子で間違いなさそうね。)」
「折角の結婚記念日なのに…。」
「斎藤さん、あの子は?」
「3000円しか持ってないので、追い出した子です。」
「こちらの方々は?」
「ご予約ないのに、されたと申されていまして…。」
「本当に入ってないの?」
「はい。
それに、満室のこともお伝え済みです。」
「満室?」
「はい。」
「そうだったわね。
本日は、満室でございます。」
「(!!!!!?)
(問題の子が2人?!)
(どう言うこと?)
(クレームに上がってたのは1人のはず…。)
(待って。)
(あの2人そっくり…。)
(本当は、2人居たのね…。)」
そこに、支配人が来た。
「今日は、会長が視察に来られる。
気を引き締めて。」
「はい。」
「分かりました。」
「会長は、もう来てるはずなんだが…。
(また、子どものフリをなさってるんじゃ…。)」
支配人が居なくなると、2人はお喋りを始めた。
「会長って、社内報でしか見たことないわ。」
「あたしもです。」
ゆえは、スマホの録画機能を付けたまま、ご夫婦を追いかけた。
「お待ちください!!」
「あなたは、さっきの子ども…。」
「実は、こう言うものでして、ここには視察で来ていました。」
ゆえは、名刺を渡した。
「天使グループの会長?!」
「はい。
先はどは、失礼いたしました。
お部屋も空いてございますので、どうぞご利用ください。
勿論、サービスもさせていただきます。
ご結婚記念日なんですよね?
当ホテルで、お祝いさせてください。」
「そこまでおっしゃるなら…。」
「ありがとうございます。
では、どうぞ。」
「ありがとう。」
ホテルに入ると、2人はまだ話し込んでいた。
「あら、さっきのご夫婦…。
と、ゆえちゃん…。
(しつこいなぁ…。)」
ゆえの目つきが変わった。
「支配人を呼んでくださる?」
「え…。」
そこに、支配人が来た。
「会長!!」
「支配人、この2人を解雇しなさい。
それから、こちらのご夫婦に特別サービスを。
お部屋もご用意して差し上げて。」
「かしこまりました。
お2人様、こちらへどうぞ。」
支配人は、ご夫婦を連れて、お部屋案内に行った。
さっきまでお喋りしていた2人はだんまり…。
「さっきの対応、見てました。
何か弁明ありますか?」
「いえ…。」
「ありません…。」
「では、2人は解雇です。
荷物を持って、出て行ってください。」
「はい…。」
「分かりました…。」
そこに、支配人が帰ってきた。
「会長、また、子どものフリしてきたんですね?
胸はどうされたんですか?」
「これよ。」
「晒し巻いてたんですか?!
全く、あなたと言う方は…。」
「ふふん!
あのご夫婦任せたわよ?」
「わたくしが、責任持ってサービスさせていただきます。」
「ご結婚記念日だそうだから、お祝いを…。
お寿司ケーキとかね。」
「はい。
かしこまりました。」
「じゃあ、あとは頼んだわよ?
また、見にくるから。」
「はい。」
ゆえは、月のホテルを後にして、俺と合流。
そのまま、おけしょうやに行った。
「今日も海鮮丼?」
「うん。
ゆえは?」
「一緒。」
俺とゆえは、海鮮丼を堪能した。
「次は、旅館行って、チェックインしなきゃ。」
「うん。」
俺たちは、西村屋本館に行った。
「お待ちしておりました。
お荷物は、先に運ばせていただきました。
どうぞ、こちらへ。」
俺たちは、本日の部屋に案内してもらった。
「こちらになります。」
「ありがとう。」
すぐに、中居さんがきた。
「失礼いたします。
本日担当させていただきます、中居の浅井です。
よろしくお願いします。
お茶をお入れしますね。
外湯には、もう行かれましたか?」
「ええ、何軒か入りました。」
「俺、全部入ったよ。」
「そうなの?」
「うん。
さとの湯が1番良かった。」
「へぇ…。」
「それは、良かったです。
こちらのお部屋には、露天風呂が付いてますので、ごゆっくりなさってください。」
「ありがとう。」
「では、失礼します。」
「悠斗、お茶飲もうよ。」
「いいよ。」
俺とゆえは、ゆっくりとお茶を飲んだ。
「ゆえ…、さっきから気になってたんだけど…胸どうした?」
「晒し巻いてるの。
子どものフリしてたから。」
「そうなんだ。
晒しの下は、何も付けてない?」
「うん。」
「じゃあ、早速…。」
「えっ、もうするの?
いつ入ってくるかわからないのに?
見られたら、どうするの?」
「大丈夫。」
「もう…。」
「夕食前に1回。
ね?」
「もう…。」
1回戦終わって、露天風呂に入ることにした。
「露天風呂いいね。」
「そうね。」
「ゆえ、いい?」
「え…。」
「ちゅ…。」
「悠斗…。
ちゅ…。」
「ちゅ…ちゅ…ちゅ…。
ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ…。
ゆえ…おっぱい自分で弄って。」
「えぇ…。
悠斗、ゆえのおっぱい嫌い?」
「ううん…。
大好きだよ?」
「じゃあ、悠斗が弄って。」
「いいの?
激しくするよ?」
「悠斗、いつも激しいじゃん。」
「言ったな?
じゃあ、泣いてもイかせてあげない!」
「え…?」
ゆえは、2回も3回もイかされた。
でも、弄るのを止めてもらえず…。
「泣いちゃうんだからぁ…。」
「いいよ。
俺、まだイってないんだもん。」
湯船に、ゆえの涙が落ちた…。
俺は、それでも止めず、突きまくった。
「ゆえの弱いとこここだよね?
ここ弄られてないのに、イきすぎじゃない?」
「も…もう…止め…て…。」
「だぁめっ!
彼氏イかさず、自分だけ何回もイくの?」
「そ…それは…。」
「彼氏もイかせてよ。」
また、ゆえの涙が湯船に落ちた…。
俺は激しく突きまくって、ゆえは喘ぎまくって、最後には2人同時にイった。
「ゆえ…。
俺、酷かった…。
ごめんね…。」
「ううん…。」
「ゆえ…。」
俺は、ゆえを抱きしめ、頭を撫でた。
露天風呂を出ると、中居さんが入ってきた。
「お夕食のお時間です。」
「あ、はい…。
ゆえ、おいで。」
ゆえは、俺にもたれかかった。
「あら、奥様はお疲れですか?」
「(奥様…奥様…奥様…。)
(いい響き…。)
はい、ちょっと…。」
「奥様、お夕食後にされますか?」
「少し…休みたいわ…。」
「では、旦那様のお隣にお布団敷きましょう。
旦那様のお隣の方がご安心でしょう。
すぐに敷きますので。」
「すいません…。」
「いいんですよ。
奥様、お水はいかがですか?
それとも、スポーツ飲料にいたしましょうか?」
「じゃあ、ポカリいただける?」
「かしこまりました。
すぐにお持ちいたします。」
中居さんは、ゆえの布団を敷いて、ポカリを持ってきた。
「俺も妻と一緒に食べます。」
「かしこまりました。」
「(妻って言っちゃった。)
ゆえ…、大丈夫?」
「うん…。
ちょっと、のぼせた…。」
「ごめん…。」
「ううん…。
大丈夫…。」
俺は、ゆえのそばについていた。
ゆえは、俺の浴衣を握っていた。
「ゆえ、抱きしめようか?」
「ううん…。
大丈夫…。
悠斗、先に食べて良かったのに…。」
「旦那様って呼ばれたんだよ?
旦那様なら、妻と食べるのが普通でしょ?」
「ふふふ…。
旦那様と奥様か…。
夫婦に見えるんだね…。」
「そうだね…。
ゆえ、少し寝たら?」
「ううん…。
大丈夫…。
もう少ししたら起きるから…。」
「無理しないで…。」
「大丈夫よ…。
それに、お腹空いた…。」
「ゆえ…。
お夕飯の準備してもらう?」
「うん…。」
俺は、フロントに電話した。
すると、浅井さんが来て、夕飯の準備をしてくれた。
今日の夕飯は、地元で有名な牛のステーキまで出た。
「豪華だね。」
「そうね。」
「いただこうか。」
「うん。
いただきます。」
「いただきます。」
夕飯を食べる頃には、ゆえの体調も治っていた。
「お夕食と共にお飲み物はいかがですか?」
「そうね…。
ポカリとオレンジジュースをいただくわ。
悠斗は?」
「俺は、コーラ。」
「かしこまりました。
すぐにお持ちいたします。」
浅井さんは、すぐに持ってきてくれた。
「お飲み物です。」
ありがとう。を2人で言った。
「ご馳走様です。」
「ご馳走様。」
「お夜食は、いかがいたしましょうか?
軽くお茶づけはいかがでしょう?」
「俺、もっと、ガッツリと…。」
「では、旦那様は、カツ丼などいかがでしょう?」
「お願いします!」
「かしこまりました。
奥様はいかがなされますか?」
「じゃあ、鮭茶漬けを…。」
「かしこまりました。
0時に持って参ります。」
2人で、ありがとう。を言った。
「ねぇ、悠斗。」
「なに?」
「夜食まで何する?」
「ゆえは、寝とくの。
俺は、露天風呂入ってくる。」
「悠斗…。」
「ほら、ゆえはお布団。
入って。」
「分かった…。」
俺は、布団に入ったゆえを、なでなでした。
それから、1人で露天風呂に入った。
「あー…。
いい湯だなぁ…。」
俺が露天風呂から出ると、ゆえが眠っていた。
俺は、ゆえの頭を、なでなでした。
「失礼いたします。」
浅井さんがきた。
「はい。」
「旦那様、お布団は奥様のお隣でよろしかったですか?」
「はい。」
「では、奥様の隣に敷きます。」
「ありがとうございます。」
「いえいえ。」
浅井さんは、パパッと布団を敷いてくれた。
「では、0時にお夜食をお持ちいたします。」
「はい。」
俺は、布団に入った。
「(ゆえの寝顔写真に撮りたいな…。)」
俺は、ゆえの寝顔を写真に撮った。
0時。
浅井さんが、夜食を持ってきてくれた。
「ありがとうございます。
ゆえ、食べよ?」
「うん。」
2人で夜食を食べて、眠りについた。