北原くんは、会長の旦那様(月の蜜)
ゆえと過ごした日々は、あっという間に過ぎ、中学の入学式。
入学式にもゆえは来てくれた。
在校生からは、俺がカッコいいと噂になってるのが聞こえた。
「(止めろ!)
(ゆえが泣くから!!)」
「(やっぱり、悠斗、カッコいいよね…。)
(ゆえなんて…。)」
教室に行く時、何人かの女の子に話しかけられた。
答えは変わらず、婚約者居るからだった。
教室に入ると、けんじが居た。
「おう。
北原。
今年もよろしく。」
「よろしくな。」
「今日もゆえさん、来てくれたんだ?」
「うん。
これから、夏休みまで、別々だから。」
「そっか。
ゆえさん、仕事あるもんな。」
「そう。
春休み中、同行したけど、ホント忙しそうだった。
帰ってきても、仕事してたし…。」
「そっか。」
「あぁ、夏休み早く来ないかなぁ…。」
「おいおい。
春休みが終わったばっかだぞ?」
「ゆえと居たいもん。」
「なんかさぁ、北原噂になってねぇか?」
「何の噂?」
「女子達の目線。
全部、北原じゃん。」
「え…っ。」
けんじに言われ、俺は目線に気付いた。
「ゆえっっ!!」
「は…はいっっ!!」
「ゆえ、大丈夫?!」
「え…。
う…うん…。」
「(嘘つき!)
(泣いてるじゃん!)
俺はゆえを抱きしめた。
「悠斗?
どうしたの…?」
「愛してる…。」
「ゆえもだよ。」
目線が俺にあった女子達は、ゆえを睨み始めた。
そこに、先生が入ってきた。
中学の先生は、女の先生だった。
これにも、ゆえは嫉妬して、泣きそうになっていた。
「ゆえっっ!!
俺のとこおいで!!」
「ううん。
大丈夫。」
「おいでっっ!!」
「ゆえさん、行ってあげて。」
「は…はい。」
やっと、ゆえは俺のとこに来た。
「ゆえ、ここに居て。」
「え…。
でも…。」
「北原くん、その女性は?」
「俺の婚約者です。
追い出したら、暴れます。」
「き…北原くん?
(は?)
(このイケメン、婚約者いるの?)
(折角、童貞奪ってあげようと、思ったのに…。)」
「先生、俺、小学校から2人見てますけど、本当に婚約者ですよ。
あと、北原の前で、ゆえさんに何か言ったら、北原キレます。」
「里中くん?
そうなの?
(どんだけ、彼女好きなのよ!)
(折角、イケメンの受け持ちになったのにっっ!)」
「しおりも証言しまぁす。
北原くん、婚約者大好きなんで。
彼女のこと睨んでる子居るけど、北原くんに嫌われて、殴られるよ?
小学校では有名だったし。
ファンクラブの子も彼女だけは、手も口も出さなかったし。
他の小学校から来た人、気を付けてね?」
「そうは言っても…、これじゃあ…。」
「このまま続けて下さい。」
「北原くん…。
彼女さんは…。」
「婚約者です。」
「婚約者…?
北原くんのお父さん、どうなんですか?」
「そうですよ。
ゆえさんは、悠斗の婚約者です。」
「北原くんのお父さんまで…。」
「先生、早く進めて下さい。」
「里中くん、山岡さん…。
分かりました。
では、ホームルームを始めます。
みなさん、ご入学おめでとうございます。
机にある物は、持って帰って、名前を書く物です。
ちゃんと、持ち帰って下さい。
では、明日、また会いましょう。」
さようならを言って帰る準備をしていると、ゆえに送ってもらえ。と母親と父親に言われた。
「ゆえ、送って。」
「いいよ。」
「あのさ、おばさん。
北原くんと仲良くしたいんだけど、正直、邪魔なんだよね。」
「おばさん…?
誰が…?」
「あ、ヤバいっっ!!
けんじ、止めてっっ!!
あんたは、謝って!!
早くっっ!!」
「は?
何で謝るのよ?!」
「いいから、謝ってっっ!!」
「しおり、誰か助っ人っっ!!
俺だけじゃ、抑えらんねぇ!!」
「助っ人?!
誰がいるのよぉっっ!!
あんた、謝りなさいよっっ!」
「何でよ?」
「しおり!!
無理っっ!!
逃げろ!!」
「北原くん、落ち着いてっっ!!」
「うるせぇっっ!!
お前名前は?
誰が、おばさんだって?
もう1回言ってみろよ!!」
「ゆえって人、おばさんじゃん。」
「呼び捨てだめっっ!!
謝ってっっ!!」
「本当のことじゃん。」
「お前マジうるせぇっ!!
ゆえが、おばさん…?
舐めてんの?」
「えぇ、絶対、みれいの方が可愛いじゃん。
みれいと付き合ってよ?
いいでしょ?」
「は?
婚約者居るって聞こえなかったか?
耳聞こえねぇなら、切ってやろうか?」
「みれいより、このおばさん取るの?」
「おばさん…?」
「あの子、地雷踏みまくり…。
どうしよう…。」
「悠斗、だめっっ!!
相手女の子!」
「こんなやつ、女じゃねぇ!!
ゆえ、退いてろ。
加減出来ん!!」
「だぁめぇーーーっっ!!
お願い、悠斗。
止めて!!」
「ゆえのこと、おばさんって言ったんだぞ?!
ゆるせるかっっ!!」
「だめぇっっ!!
強制お休みになるっっ!!
ゆえを見てっっ!!
ゆえを泣かすの?!
このままじゃ、ゆえ泣くよ?!」
「ゆえが泣くのは…。」
「ゆえが泣くの嫌でしょ?!
なら、止めてっっ!!」
「ゆえが、そこまで言うなら…。」
「はぁ…。
北原ぁーっっ!!
ゆえさんのことで、ブチ切れるの止めろよ!!
誰も止めれねぇじゃん!!
明日から、ゆえさんいないんだぞ?!」
「頭に血が昇って…。」
「もう…。
しおり、怖かったぁ…。」
「ブチ切れるとは聞いてたけど、ここまでとは思わなかったわ…。」
「ごめん。
ゆえ…。
怖かったよな?」
「ううん。
大丈夫。」
「そろそろ、帰ろうか。」
「うん。」
「車どれ?」
「フェラーリの赤。」
「OK。
じゃあ、行こう。」
「はいはい。」
「けんじ、山岡さん、また、明日!!
じゃあなっ!!」
おれは、けんじと山岡さんに挨拶して帰った。
ゆえはそのまま、帰って仕事だと言っていた。
入学式にもゆえは来てくれた。
在校生からは、俺がカッコいいと噂になってるのが聞こえた。
「(止めろ!)
(ゆえが泣くから!!)」
「(やっぱり、悠斗、カッコいいよね…。)
(ゆえなんて…。)」
教室に行く時、何人かの女の子に話しかけられた。
答えは変わらず、婚約者居るからだった。
教室に入ると、けんじが居た。
「おう。
北原。
今年もよろしく。」
「よろしくな。」
「今日もゆえさん、来てくれたんだ?」
「うん。
これから、夏休みまで、別々だから。」
「そっか。
ゆえさん、仕事あるもんな。」
「そう。
春休み中、同行したけど、ホント忙しそうだった。
帰ってきても、仕事してたし…。」
「そっか。」
「あぁ、夏休み早く来ないかなぁ…。」
「おいおい。
春休みが終わったばっかだぞ?」
「ゆえと居たいもん。」
「なんかさぁ、北原噂になってねぇか?」
「何の噂?」
「女子達の目線。
全部、北原じゃん。」
「え…っ。」
けんじに言われ、俺は目線に気付いた。
「ゆえっっ!!」
「は…はいっっ!!」
「ゆえ、大丈夫?!」
「え…。
う…うん…。」
「(嘘つき!)
(泣いてるじゃん!)
俺はゆえを抱きしめた。
「悠斗?
どうしたの…?」
「愛してる…。」
「ゆえもだよ。」
目線が俺にあった女子達は、ゆえを睨み始めた。
そこに、先生が入ってきた。
中学の先生は、女の先生だった。
これにも、ゆえは嫉妬して、泣きそうになっていた。
「ゆえっっ!!
俺のとこおいで!!」
「ううん。
大丈夫。」
「おいでっっ!!」
「ゆえさん、行ってあげて。」
「は…はい。」
やっと、ゆえは俺のとこに来た。
「ゆえ、ここに居て。」
「え…。
でも…。」
「北原くん、その女性は?」
「俺の婚約者です。
追い出したら、暴れます。」
「き…北原くん?
(は?)
(このイケメン、婚約者いるの?)
(折角、童貞奪ってあげようと、思ったのに…。)」
「先生、俺、小学校から2人見てますけど、本当に婚約者ですよ。
あと、北原の前で、ゆえさんに何か言ったら、北原キレます。」
「里中くん?
そうなの?
(どんだけ、彼女好きなのよ!)
(折角、イケメンの受け持ちになったのにっっ!)」
「しおりも証言しまぁす。
北原くん、婚約者大好きなんで。
彼女のこと睨んでる子居るけど、北原くんに嫌われて、殴られるよ?
小学校では有名だったし。
ファンクラブの子も彼女だけは、手も口も出さなかったし。
他の小学校から来た人、気を付けてね?」
「そうは言っても…、これじゃあ…。」
「このまま続けて下さい。」
「北原くん…。
彼女さんは…。」
「婚約者です。」
「婚約者…?
北原くんのお父さん、どうなんですか?」
「そうですよ。
ゆえさんは、悠斗の婚約者です。」
「北原くんのお父さんまで…。」
「先生、早く進めて下さい。」
「里中くん、山岡さん…。
分かりました。
では、ホームルームを始めます。
みなさん、ご入学おめでとうございます。
机にある物は、持って帰って、名前を書く物です。
ちゃんと、持ち帰って下さい。
では、明日、また会いましょう。」
さようならを言って帰る準備をしていると、ゆえに送ってもらえ。と母親と父親に言われた。
「ゆえ、送って。」
「いいよ。」
「あのさ、おばさん。
北原くんと仲良くしたいんだけど、正直、邪魔なんだよね。」
「おばさん…?
誰が…?」
「あ、ヤバいっっ!!
けんじ、止めてっっ!!
あんたは、謝って!!
早くっっ!!」
「は?
何で謝るのよ?!」
「いいから、謝ってっっ!!」
「しおり、誰か助っ人っっ!!
俺だけじゃ、抑えらんねぇ!!」
「助っ人?!
誰がいるのよぉっっ!!
あんた、謝りなさいよっっ!」
「何でよ?」
「しおり!!
無理っっ!!
逃げろ!!」
「北原くん、落ち着いてっっ!!」
「うるせぇっっ!!
お前名前は?
誰が、おばさんだって?
もう1回言ってみろよ!!」
「ゆえって人、おばさんじゃん。」
「呼び捨てだめっっ!!
謝ってっっ!!」
「本当のことじゃん。」
「お前マジうるせぇっ!!
ゆえが、おばさん…?
舐めてんの?」
「えぇ、絶対、みれいの方が可愛いじゃん。
みれいと付き合ってよ?
いいでしょ?」
「は?
婚約者居るって聞こえなかったか?
耳聞こえねぇなら、切ってやろうか?」
「みれいより、このおばさん取るの?」
「おばさん…?」
「あの子、地雷踏みまくり…。
どうしよう…。」
「悠斗、だめっっ!!
相手女の子!」
「こんなやつ、女じゃねぇ!!
ゆえ、退いてろ。
加減出来ん!!」
「だぁめぇーーーっっ!!
お願い、悠斗。
止めて!!」
「ゆえのこと、おばさんって言ったんだぞ?!
ゆるせるかっっ!!」
「だめぇっっ!!
強制お休みになるっっ!!
ゆえを見てっっ!!
ゆえを泣かすの?!
このままじゃ、ゆえ泣くよ?!」
「ゆえが泣くのは…。」
「ゆえが泣くの嫌でしょ?!
なら、止めてっっ!!」
「ゆえが、そこまで言うなら…。」
「はぁ…。
北原ぁーっっ!!
ゆえさんのことで、ブチ切れるの止めろよ!!
誰も止めれねぇじゃん!!
明日から、ゆえさんいないんだぞ?!」
「頭に血が昇って…。」
「もう…。
しおり、怖かったぁ…。」
「ブチ切れるとは聞いてたけど、ここまでとは思わなかったわ…。」
「ごめん。
ゆえ…。
怖かったよな?」
「ううん。
大丈夫。」
「そろそろ、帰ろうか。」
「うん。」
「車どれ?」
「フェラーリの赤。」
「OK。
じゃあ、行こう。」
「はいはい。」
「けんじ、山岡さん、また、明日!!
じゃあなっ!!」
おれは、けんじと山岡さんに挨拶して帰った。
ゆえはそのまま、帰って仕事だと言っていた。