推しキャラへの愛を語る私に、幼馴染の王子様は甘すぎる件~オタク女子、現実の溺愛に戸惑い中~
第十一話〜最終話∶構成
第十一話:揺れる想いと小さな勇気
あらすじ: 彗から星の折り紙を受け取った雫は、これまで以上に彗の存在を意識し始める。しかし、生徒会の問題は依然として彗の心を重くのしかかっており、二人の間には時折、気まずい沈黙が流れる。雫は、自分にできることはないかと悩みながらも、彗をそっと見守る。そんな中、雫は勇気を出して、自分の好きなアニメや漫画の話を彗に積極的に話してみる。意外にも彗は興味を示し、二人の間には新たな共通の話題が生まれる。

第十二話:生徒会の嵐とユキの真意
あらすじ: 生徒会の対立が表面化し、彗はますます苦悩を深める。強引な生徒会長と、他のメンバーとの溝は深まるばかり。そんな中、雫は生徒会書記の白石ユキと偶然二人きりになる機会を得る。最初は冷たい印象だったユキだが、彗のことを真剣に心配している様子が垣間見える。ユキは、生徒会長の過去のトラウマや、強引なやり方をする裏に隠された脆さを雫に語る。

第十三話:それぞれの葛藤と歩み寄り
あらすじ: 生徒会の問題解決のために、彗は奔走する。雫は、ユキから聞いた生徒会長の過去を知り、一方的に彼女を責めることができなくなる。雫は、彗と生徒会長、それぞれの立場を理解しようと努める。そんな中、雫は自分の妄想キャラクターである、孤独な本の虫のような少年と、長い黒髪の物憂げな少女の関係性に、生徒会の三人の姿を重ね合わせる。そして、それぞれの葛藤を理解した雫は、彗にそっとアドバイスを送る。

第十四話:秘密の作戦と友情の力
あらすじ: 雫の言葉に勇気づけられた彗は、生徒会のメンバー一人ひとりと真剣に話し合いを重ねる。雫もまた、ユキと協力し、生徒会長の抱える問題を解決するための隠された作戦を立てる。それは、生徒会長が本当に大切にしているものに気づかせ、自分の過ちを認めてもらうための計画だった。友情の力と、それぞれの隠された優しさが、事態をゆっくりと好転させていく。

第十五話:雨上がりの虹と新たな始まり
あらすじ: 雫と彗、そして生徒会メンバーたちの努力が実を結び、生徒会の問題は穏やかな解決を迎える。生徒会長も自分の過ちを認め、他のメンバーとの間に再び温かい関係が戻る。一件落着後、彗は改めて雫を秘密基地に誘う。雨上がりの空気は清らかで、空には美しい虹がかかっている。二人は、以前のように穏やかな時間を過ごしながら、お互いへの感謝の気持ちを伝え合う。

第十六話:告白、そして溺愛の始まり
あらすじ: 秘密基地で二人きりになった彗は、夕焼け空の下、意を決して雫に自分の気持ちを告白する。「雫のことが、ただの幼馴染としてじゃなく、本当に…好きだよ。」思いがけない告白に、雫は顔を赤らめながらも、温かい涙を流す。実は、雫もまた、いつの間にか彗のことを深く愛していたのだ。「私も…彗のことが、好き…」今、自分の心に雫は気づいた。

第十七話:初めての触れ合いと戸惑う距離感
あらすじ: 彗からの告白を受け入れ、互いの気持ちを確かめ合った雫と彗。秘密基地には、これまでとは違う、甘く優しい空気が流れる。彗は照れくさそうに雫の手に触れ、その温かさにドキドキする雫。しかし、初めての恋人としての距離感に、二人はまだ少し戸惑いを覚える。帰り道、彗は雫を家まで送り、門の前で別れ際に、短くても温かいキスを交わす。家に帰ると、雫は心臓の高鳴りがなかなか収まらず、ベッドの中で温かい星の折り紙をそっと握りしめる。

第十八話:オタク趣味と溺愛のギャップ
あらすじ: 付き合い始めたものの、雫は自分のオタク趣味を彗がどう思っているのか、少し不安に感じる。いつものようにアニメイトに行こうとする雫を、彗が思いがけなくデートに誘う。おしゃれなカフェや映画館など、これまで縁のなかった場所に連れて行かれ、戸惑う雫。しかし、彗は雫の趣味にも興味を示そうと努力し、少し強引ながらも優しい言葉で雫を安心させる。「雫の好きなものは、僕も大切にしたい。」その溺愛ぶりに、雫は照れながらも嬉しさを感じる。

第十九話:ライバルの出現?と揺らぐ独占欲
あらすじ: 学校で、彗に積極的にアプローチしてくる美しい女子生徒が現れる。周囲の女子たちの間では、「彗さまに遂にライバル出現か!?」と噂が広まる。雫は、表面上は平静を装いながらも、胸の奥では小さな嫉妬心が芽生える。そんな雫の心を察した彗は、放課後、人目を忍んで雫を呼び出し、熱い眼差しで囁く。「僕の心には、雫しかいないよ。」その思いがけない独占欲の表れに、雫は赤面しながらも、彼の気持ちを強く感じる。

第二十話:文化祭デートと秘密の誓い
あらすじ: 文化祭当日。雫は大好きアニメのキャラクターのコスプレを少し恥ずかしがりながらも楽しんでいる。そんな雫を見つけた彗は、彼の美しい容姿も相まって、まるで現実の王子様のようだと周囲の注目を集める。二人は文化的なイベントを一緒に回り、普通のデートとは違う、賑やかで楽しい時間を過ごす。夜、人影の少ない場所で、彗は雫に秘密の誓いを立てる。「これからもずっと、一番近くで雫のことを見守っていたい。」そして、再び、温かいキスを交わす。

第二十一話:未来への一歩と変わらないもの
あらすじ: 高校生活も残りわずかとなり、進路について考える時期を迎える雫と彗。彗は海外の大学への進学も視野に入れていることを雫にそっと打ち明ける。思いがけない未来の可能性に、雫は少し不安を覚えるが、彗はしっかりと雫の目を見て言う。「どこにいても、雫への気持ちは変わらない。必ず、繋がりを持ち続ける。」二人は、遠く離れても変わらない愛を誓い合う。

最終話:永遠の溺愛と二人の未来
あらすじ: 数年後。彗は約束を守り、一時帰国して雫に会いに来る。雫は大好きアニメ関連の仕事で活躍しており、互いに成長した姿を喜び合う。以前と変わらない温かい雰囲気の中、彗は再び雫にプロポーズをする。「今度は、永遠に一緒にいたい。」雫は、満面の笑顔で彼のプロポーズを受け入れる。二人は、それぞれの道を歩みながらも、深い愛で永遠に結ばれていく。新感覚のオタク女子高生と完璧美少年の溺愛ラブコメは、遠くまで続く二人の幸せな未来を予感させて、幕を閉じる。

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