苦手な同僚が同担だった件について。
私たちが選んだのはジェラートだ。
季節的にも冷たいものが美味しくて食べたくなる頃。
しっかり二人とも桂馬が食べていたきなこ味を選んだ。
食べる前にもしっかり写真を撮った。もちろんアクリルスタンドも添えて。
「あら、もしかしてL.knightsのファンですか?」
私たちのアクリルスタンドを見て店員が尋ねた。
「あ、はい。そうなんです」
「たまにファンの方が食べに来てくださるんですけど、カップルは初めてですねぇ」
「あはは、そうですよね」
それはそうだろう、男性ファンというだけで珍しいから。
「カップルで素敵ですね。楽しんでください」
「ありがとうございます」
ジェラートを食べ終わってお店を出てから、少しほっとしたように竜矢くんが言う。
「一瞬ドキッとしたけど、変に思われてなくて良かったぁ」
「大丈夫だよ、店員さんはああいうの慣れてると思うから」
「それもそうか」
「美味しかったね」
「うん、すげー美味かった」
「竜矢くん、喉乾いちゃったからフルーツジュースバーに行ってもいい?」
「いいよ、俺も喉乾いた」
ちょうど目の前にフルーツジュースバーがあったので、二人で寄ることにした。
フルーツの生絞りジュースは、スイカやパイナップルといった夏らしいものもあって迷ってしまう。