苦手な同僚が同担だった件について。


 だんだんと重なり合いが深くなり、息継ぎしようと口を開けた瞬間に舌をねじ込まれて、そのまま押し倒される。
 既に布団が敷かれていたから、柔らかい反発が背中を受け止めた。

 彼の舌が耳朶、首筋へと移動する。


「ん……っ」


 シュルリという布が解かれる音がして、帯が外される。
 するりと浴衣を脱がされ、下着が露わにされた。

 この日のために新調した下着だけど、こうして見られると恥ずかしくて消え入りたい。
 お腹がぽっこりしてないかとか、体は念入りに洗ったはずだけど……なんて今更気にしても仕方ないのに。


「あんまり見ないで……」
「かわいい」
「……っ」
「かわいいよ」


 私を見下ろして微笑む竜矢くんが扇情的で艶めかしい。
 はだけた浴衣から鍛えているのだろう、割れた腹筋が覗く。
 これがまた目に毒で、彼の放つ男らしい色気にクラクラと酔ってしまう。

 竜矢くんはそっと私の頬に優しく触れる。


「優しくするけど、かけるが嫌なことはしたくないから言って」
「うん……」


 嫌なことなんて、何もない。
 もう私の身体は些細なことにも敏感で、少し触れられただけでビクッと反応してしまうけど嫌なわけではない。

 その気持ちを伝えたくて、腕を伸ばして自分から彼に口付けた。


「竜矢くん……好き」
「……煽らないでよ」

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