苦手な同僚が同担だった件について。
桂馬にファンサをもらった。
他の女性ファンに言われたら羨ましくて羨ましくて、モヤモヤしていたと思うが不思議とその感情は湧いてこなかった。
飛鳥さんが少々照れ臭そうな表情をしていたからかもしれない。
「多分男が珍しかったからイジってくれたんだと思うんだけど、頻りに俺の方見て手振ってたんだ。最初自分ってわかんなくて、俺? って指差したら手でマル作って笑いかけてくれて。もうそこで落ちたよね」
容易に想像がつくなぁと思った。
そんな風に笑いかけられたら、誰だって落ちる。だって桂馬の笑顔は破壊力抜群なのだから。
「すごい……確定ファンサだ」
「妹にも言われたしずるい! って隣で騒がれた。それどころじゃなかったけど」
「確かに」
「あと、知れば知るほど桂馬の人柄も好きだなって思って。クールキャラかと思ったらお笑い大好きでバラエティでも大活躍してるところとか」
「あのギャップは罪ですよね」
「罪すぎる! 桂馬って絶対いいやつだよね」
「間違いないです。誰からも愛される人柄というか、そこが桂馬の魅力であり才能でもあるというか」
「それな!」
ああ、楽しいな。
いつの間にか自然とこの時間を楽しんでいた。
好きなことでこんな風に誰かと語り合えるのは、やっぱり楽しい。
それが共感し合えると尚更だ。