かりそめの恋人なのに、溺愛が止まりません
思わずつぐみの口から変な声が出てしまった。

「つぐみ、いい反応だ、俺だけに感じろ」

光高はスエットの中に手を入れた。

(ダメよ、そんなとこ触っちゃ、恥ずかしい)

つぐみはあっという間に一糸纏わぬ姿にさせられた。

「つぐみ、すごく綺麗だ」

つぐみは恥ずかしくて仕方がない。

必死に手で隠そうとしても、隠しきれない。

光高はつぐみの胸の手をどかした。

そして、キスを落とす。

「きゃっ、ダメです、変になりそう」

「いいよ、変になって、俺に溺れろ、乱れた姿がみたい」

(私、なんで社長に抱かれているの、しかもすごく感じちゃってる)

光高はめっちゃ興奮している。

「つぐみ、つぐみ」

五年間の思いが溢れて、誰にも渡さないと独占欲が芽生えた。

(いくら練習っていっても、これじゃあ、本当の恋人同士の抱擁みたいだよ)
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