隙なしハイスペ女子大生は恋愛偏差値が低すぎる。
【性描写】涼太さん③
「ねえ、本当に大丈夫なの?」
ガチガチに固まる私を気遣って声をかける涼太さん。私が「涼太さんなら大丈夫」と伝えたことをきっかけにさっきのカフェを出て、白昼の下ラブホテルに移動してきたのだった。
「……大丈夫です…」
シャワーを一人ずつ浴びて、私たちはまた完全に服を着直した状態でベッドの上に向かい合って座っている。
「初めてではないんだよね?」
涼太さんは本当に不安そうに顔を覗き込んでくる。私は小さく頷いて返事をした。
「止めてほしかったら言ってね。俺もそこまで出来た人間じゃないから無理かもしれないけど、一応」
もう一度頷き、意を決して目を瞑る。
涼太さんは私の肩を抱いて顔を近付ける。その瞬間だけでも心臓が飛び出そうなほど緊張して震えてしまう。
涼太さんの唇が私のそれに重なる。薄くて、少し乾いた涼太さんの唇は、私の感触を確かめるように離しては重ねを繰り返す。
最初は口先だけの優しいキスが、だんだんと激しさを増し、涼太さんの舌が私の口の中に侵入してくる。
「んっ…っ……ふぅ…っ」
涼太さんが私の舌を逃さないように絡め取ってくるとそれだけで脳みそが溶けそうな感覚になってきて。微かに口から吐息が漏れ出てしまう。
角度を変えながら何度も何度も唇を重ね合わせながら、涼太さんは服の中に手を滑らせる。ぞくっとした感触が私を襲うと同時に、背中に回った手が器用にブラのホックを外す。
そのまま服の中から私の胸を包む大きな涼太さんの手。私は苦しくなってくるのに、涼太さんはその間中ずっと私の口内を激しく侵し続けている。
「っあぁ、やっ…!」
口を離して声を上げずにいられなかったのは、涼太さんの親指と人差し指が私の乳首をきゅっと摘んだから。
「声、かわいい」
涼太さんは軽く笑うと両手を使って私の両乳首を摘んだり引っ張ったりする。まるで私の反応を楽しむかのように。
「あっ…涼太さんっ、やっ……だめ……」
「そんなかわいい声出しておいて、だめじゃないでしょ」
「んんっ…や…ぁ…!」
意地悪く笑って執拗に私の乳首を弄ぶ。体の力が抜け、私は自分の体を支えることができずにそのまま後ろに倒れ込んだ。