重いけどいいの?お嬢サマ
近すぎる二人のことを押しながら、ボサボサ髪のまま起き上がり、手櫛で寝癖を見れるくらいには直していく。
「……ちぇ、なーんだ今日も"なにも"出来ないじゃん。そのまま寝ればいいのに。寮ならよりなにしてもバレる率低いし」
「何言ってるの。嫌よ。それと、なにもを強調しないで。すぐ準備するから」
へいへい、と怠そうに返事をし部屋を後にする執事たち。
その姿に小さく息を吐いて、私は学校への身支度に取りかかった。
……あの調子じゃ、昨日の夜……また警備員の死角をつけたようね──
優秀なんだかそうじゃないんだか……