ガテン系おまわりさんの、溺愛彼女
偶然にも、葉月ちゃんのお母さんが陽菜ちゃんのためにベビーマッサージの講習会に参加していたのだ。そして葉月ちゃんは黒崎さんを見つけるやいなや、彼を遊び相手に「ご指名」したのである。
そして知らぬ間に、葉月ちゃんは黒崎さんを大和くんと呼んでいた。すっかり仲良くなったようで、何よりである。
「五つ葉、無くしたら大変だから、ティッシュに包んでカバンのポケットに入れとくね」
「うん! ねえねえ、大和くん。シロツメクサでブレスレット作ろう? この前お友達に教わったから、教えてあげる!」
「ブレスレット? 上手にできるかなあ……?」
「大丈夫、大丈夫!」
庭の芝生に座って、黒崎さんたちはシロツメクサでブレスレットを作り始めたのだった。
青波くんと遊びながら二人の会話を聞いていると、青波くんは私にこんなおねだりをしてきた。
「お外、抱っこ」
「ふふっ、分かったよ。お外行こっか」
どうやら青波くんは、抱っこされて外に出たいらしい。私は青波くんを抱き抱えて、庭に出た
「ブレスレット作りは順調かな?」
「あっ、優花せんせい! 見て、可愛いでしょ?」
「あらあら」
シロツメクサのブレスレットは、葉月ちゃん……ではなく、なぜか黒崎さんが右の手首にはめていた。
そして知らぬ間に、葉月ちゃんは黒崎さんを大和くんと呼んでいた。すっかり仲良くなったようで、何よりである。
「五つ葉、無くしたら大変だから、ティッシュに包んでカバンのポケットに入れとくね」
「うん! ねえねえ、大和くん。シロツメクサでブレスレット作ろう? この前お友達に教わったから、教えてあげる!」
「ブレスレット? 上手にできるかなあ……?」
「大丈夫、大丈夫!」
庭の芝生に座って、黒崎さんたちはシロツメクサでブレスレットを作り始めたのだった。
青波くんと遊びながら二人の会話を聞いていると、青波くんは私にこんなおねだりをしてきた。
「お外、抱っこ」
「ふふっ、分かったよ。お外行こっか」
どうやら青波くんは、抱っこされて外に出たいらしい。私は青波くんを抱き抱えて、庭に出た
「ブレスレット作りは順調かな?」
「あっ、優花せんせい! 見て、可愛いでしょ?」
「あらあら」
シロツメクサのブレスレットは、葉月ちゃん……ではなく、なぜか黒崎さんが右の手首にはめていた。