ガテン系おまわりさんの、溺愛彼女
「もったいないか……については、正直に言うとよく分からないです」

「……ええ」

「でも、お巡りさんとして働く黒崎さんが、私は大好きです」

「っ……!!」

「それに、警察官として働き続けるのが黒崎さんの夢ならば……私はそれを、応援したいです」

 そこまで言って、私はハッと我に返る。まさかこのタイミングで、口を滑らせて告白するとは思わなかったのだ。それに、よく考えたらとんでもなく偉そうな物言いに感じた。

「えっ、えっと……! 違っ……っ、いえ、大好きなのは違わないですけど……っ! 私はただ、黒崎さんの意志を尊重したいというか、絵本の『クマのお巡りさん』みたいに活躍するのをこれからも見たいというか、大好きというか……っ」

「……橘さん」

「きゃっ……!?」

 黒崎さんは私を横抱きにして、ベッドへと連れていく。そして私をシーツの上に寝かせてから、口を開いた。

「俺も、橘さんのことが大好きです。でも、言葉だけでは自分の気持ち全部を伝えきれないんです。だから……」

 橘さんのことが大好きだって気持ちを、言葉じゃなくて行動で伝えさせてください。

 そう言って抱きしめてきた黒崎さんの背中に、私はゆっくりと腕を回した。
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