ガテン系おまわりさんの、溺愛彼女
「本当に、大人になって自己管理もできないなんて、お恥ずかしいばかりです。……保育士なのに」

 葉月ちゃんたちと遊んでいる時、子供たちが水分不足にならないか気を配っていたものの、自分のことはおろそかになっていた。それは保育者として、あるまじきミスである。

『貴女みたいなグズグズした人は、子どもと関わる仕事に向いてないわよ』

 主任の言葉が、不意に頭をよぎる。

 葉月ちゃんのお母さんの言葉を受けて温かくなっていた胸の内が、再び冷たくなるのを感じた。

「何言ってるんですか」

 俯く私に、黒崎さんは声をかけてくれた。

「子供たちへの接し方や声のかけ方ですとか、とっても勉強になりましたし、さすがですよ」

「っ……」

「丸一日、たくさんの人がいる中で過ごして疲れたでしょう。今日はゆっくり休んでください」

 黒崎さんは、私に笑いかけた。

 その笑顔を見て、どきりと心臓が跳ねる。
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