ガテン系おまわりさんの、溺愛彼女
「っ、すみません。ちょっと銃口が下がってるんで、もう少し上向きにしたほうが良いかもしれません。あと、弾が右に曲がって入ってるんで、真っ直ぐに入れたほうが上手く飛ぶと思います」
店主に聞こえないように、黒崎さんは私に耳打ちした。
今、私と黒崎さんは、手のひらひとつ分しか離れていない。身体が触れ合ってはいないけれども、吐息が耳元にかかり、彼の存在がとても近くに感じられる。
もし、私たち二人がここでバランスを崩して転けたならば、黒崎さんはの唇は私の耳元に当たって……なんて妄想が頭の中を駆け巡る。
(ち、近すぎます、黒崎さん……!)
「軽そうなので……あの箱入りのクッキーとかが狙い目ですかね。真ん中より上の右端か左端に当たれば取れるはずです」
「な、なるほど……」
一応返事はするものの、緊張のあまり内容がまったく頭に入ってこない。このまま、うっかり気絶してしまいそうだ。
結局、そんな状況で集中できるはずもなく。私は五発すべて外してしまったのだった。
店主に聞こえないように、黒崎さんは私に耳打ちした。
今、私と黒崎さんは、手のひらひとつ分しか離れていない。身体が触れ合ってはいないけれども、吐息が耳元にかかり、彼の存在がとても近くに感じられる。
もし、私たち二人がここでバランスを崩して転けたならば、黒崎さんはの唇は私の耳元に当たって……なんて妄想が頭の中を駆け巡る。
(ち、近すぎます、黒崎さん……!)
「軽そうなので……あの箱入りのクッキーとかが狙い目ですかね。真ん中より上の右端か左端に当たれば取れるはずです」
「な、なるほど……」
一応返事はするものの、緊張のあまり内容がまったく頭に入ってこない。このまま、うっかり気絶してしまいそうだ。
結局、そんな状況で集中できるはずもなく。私は五発すべて外してしまったのだった。