恐怖姉妹
手で鼻を押さえて中に入っていくと床にうずくまっている愛乃を見つけた。
愛乃は両手で犬を抱きしめながらガタガタと震えている。
そしてその近くにある愛乃の机の上には四肢をもがれた犬が置かれていたのだ。
机の上にいる犬には頭部がなく、頭部だけは愛乃がギュッと抱きしているのだとわかった。
犬の体からしたたち落ちた血が床に血溜まりを作っていて、それはすでに随分と乾いていている。
「うわっ」
「やだ、なにこれ!?」
後から教室に入ってきた生徒たちが悲鳴を上げて逃げていく。
そんな中ふたごと愛乃だけはいつまでも犬の死骸を見つめていたのだった。
愛乃は両手で犬を抱きしめながらガタガタと震えている。
そしてその近くにある愛乃の机の上には四肢をもがれた犬が置かれていたのだ。
机の上にいる犬には頭部がなく、頭部だけは愛乃がギュッと抱きしているのだとわかった。
犬の体からしたたち落ちた血が床に血溜まりを作っていて、それはすでに随分と乾いていている。
「うわっ」
「やだ、なにこれ!?」
後から教室に入ってきた生徒たちが悲鳴を上げて逃げていく。
そんな中ふたごと愛乃だけはいつまでも犬の死骸を見つめていたのだった。