警視正は彼女の心を逮捕する
私は……膨れっ面でダンマリを続けている。
多分、耳まで赤くなっているだろう。
くっくっく、と鷹士さんが体を震わせているのがダイレクトに伝わってくる。
「日菜乃ちゃん、あんなところで空気読まなくていいんだよ」
鷹士さんが楽しそうだ。
けれど恥ずかしくて顔を見れない。
だって彼の腕がしっかり私の腰に回されている。
鷹士さんの手は……楽しそうに私の左手を触っている。
彼から嵌められた指輪を確かめるように。
そして、しっかりと私の手を包み込んでしまった。
「男なんて、惚れた相手に振られてヤケ酒呑むために存在してるんだから」
なに、その表現。
男くさくてかっこいい。
では、なくて。
「……と、言われましても……」
私はボソボソと呟く。
あの場で断ったほうが、いたたまれないと言いますか。
「日菜乃」
「っ」
体がびくんと跳ねる。
温かいものが耳に寄せられている!
熱い息とともに掠れた声が吹き込まれた。
「君の優しさを利用したのは俺のずるさだ」
体に震えがはしる。
嫌じゃないのが困った。
「わ、悪いと思うなら。は、反省してくださいね?」
鷹士さんがにぃぃーっこりと微笑む。
眩しいっ。
なのに黒い気がする?
……冗談にしてしまおうと思っていたのに、逃がしてもらえない予感がひしひしとする。
「悪いなんて思っていない。目があったときに、惚れた女からあんなに嬉しそうな顔をされたら、恋心が抑えられなくなる。だから君が悪い」
私のせい?
多分、耳まで赤くなっているだろう。
くっくっく、と鷹士さんが体を震わせているのがダイレクトに伝わってくる。
「日菜乃ちゃん、あんなところで空気読まなくていいんだよ」
鷹士さんが楽しそうだ。
けれど恥ずかしくて顔を見れない。
だって彼の腕がしっかり私の腰に回されている。
鷹士さんの手は……楽しそうに私の左手を触っている。
彼から嵌められた指輪を確かめるように。
そして、しっかりと私の手を包み込んでしまった。
「男なんて、惚れた相手に振られてヤケ酒呑むために存在してるんだから」
なに、その表現。
男くさくてかっこいい。
では、なくて。
「……と、言われましても……」
私はボソボソと呟く。
あの場で断ったほうが、いたたまれないと言いますか。
「日菜乃」
「っ」
体がびくんと跳ねる。
温かいものが耳に寄せられている!
熱い息とともに掠れた声が吹き込まれた。
「君の優しさを利用したのは俺のずるさだ」
体に震えがはしる。
嫌じゃないのが困った。
「わ、悪いと思うなら。は、反省してくださいね?」
鷹士さんがにぃぃーっこりと微笑む。
眩しいっ。
なのに黒い気がする?
……冗談にしてしまおうと思っていたのに、逃がしてもらえない予感がひしひしとする。
「悪いなんて思っていない。目があったときに、惚れた女からあんなに嬉しそうな顔をされたら、恋心が抑えられなくなる。だから君が悪い」
私のせい?