警視正は彼女の心を逮捕する
「鷹士さんだって、ずいぶん」
言いたい言葉は悪口だ。
さすがにひどい気がして、言い淀む。
「ワイルドで俺様?」
ズバリと当てられてしまった。
「……そうです」
自覚ありですか。
「どうして、鷹士さんもいきなり本性を出すようになったんですか」
深い色の瞳で見つめられる。
「素の俺を好きになってもらわないと始まらないからね」
どきん。
素知らぬふりをする。
「なにがですか」
「日菜乃の体と籍を手に入れること」
絶句してしまう。
すると、鷹士さんは我慢できないように吹き出した。
からかわれた。
「意地悪!」
こんな人だったろうか。
「俺、惚れてる女をからかうの大好きみたいだ」
ちくり。
思いっきりドスのきいた声で呟いてしまう。
「……今までの恋人にも、こんなことを?」
嫌だ。
「いいや」
「え?」
「日菜乃限定だな」
「……ううう……」
唸っているけれど、鷹士さんの楽しそうな声にまんざらでもない自分がいる。
男の人にからかってもらったりするの、初めてなんだもの。
言いたい言葉は悪口だ。
さすがにひどい気がして、言い淀む。
「ワイルドで俺様?」
ズバリと当てられてしまった。
「……そうです」
自覚ありですか。
「どうして、鷹士さんもいきなり本性を出すようになったんですか」
深い色の瞳で見つめられる。
「素の俺を好きになってもらわないと始まらないからね」
どきん。
素知らぬふりをする。
「なにがですか」
「日菜乃の体と籍を手に入れること」
絶句してしまう。
すると、鷹士さんは我慢できないように吹き出した。
からかわれた。
「意地悪!」
こんな人だったろうか。
「俺、惚れてる女をからかうの大好きみたいだ」
ちくり。
思いっきりドスのきいた声で呟いてしまう。
「……今までの恋人にも、こんなことを?」
嫌だ。
「いいや」
「え?」
「日菜乃限定だな」
「……ううう……」
唸っているけれど、鷹士さんの楽しそうな声にまんざらでもない自分がいる。
男の人にからかってもらったりするの、初めてなんだもの。