白雪姫の王子様
「おま……」

くせでお前と言いそうになり、慌てて飲み込む。

「あんた、名前は?」

結局、「お前」も「あんた」も、
似たようなもんじゃねぇかよ。

そう、心の中でツッコむ。

「あはは、あなたって面白い人だね」

と、楽しそうな笑い声が聞こえた。

俺の心を見透かしているかのように、笑う。

そんな、姿を見て、急に恥ずかしくなる。

「と、とにかく名前はなんなんだよ」

恥ずかしさを誤魔化すように、
慌てて言葉を口にする。

そんな、ぎこちない俺を笑いながら

「私は白石雪。今年で16歳。学校に行ってたら、
高校1年生」

と言い終えると、「あなたは?」というように、
俺が名前を言うのを、楽しそうに待っている。
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