推しは恋のキューピッド
「そういえば、土曜日はどんな格好で行くんですか?」

川崎さんが聞いてくれたので、私は日曜日に店員さんが選んでくれた話をした。


すると…


「なんか聞き覚えのある話だな…」


川崎さんはそう呟いて、スマホを取り出すと
私に見せてきた。


そこには川崎さんとあの店員さんが写っている。


「あ!この人がその時の店員さん!
川崎さん友達なの?」


私がびっくりして聞くと、
「この子…私の妹なんです。今専門学校通いつつ、アパレルでバイトしてて。日曜にすごい美人のお客さんがきて全身コーディネート考えて楽しかったって帰ってきてから言ってたんですよ。まさかそのお客さんが中森さんだったなんて」


「世間って狭いね。」
あの時なんとなく川崎さんに似ていると思ったが、
妹なら似ていて納得だ。


「まぁ舞香がコーディネートしたってことは、洋服は大丈夫だと思うんですけど、ヘアメイクはどうするんですか?」


川崎さんの問いに首を傾げる。

「え?ヘアメイク?この感じで行こうと思ってたけど…」


すると川崎さんが大きくため息をつく。


「たしかに中森さんは超美人で、そのままの素材で全然綺麗です。でももっと素材を活かさないと!!
待ち合わせってどうなってるんですか?」

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