結婚できない症候群②
ディナーを食べ終わって、お店を出ると、銀ちゃんの鼻が途端に広がった


「笑美ちゃん。今日はずっと一緒に…」

「あっ、ごめん!明日、朝一で会議入ったんだよね。」

「ええ~。この前も、そう言ってたじゃんかよ~~」


銀ちゃんは、人ごみの中で、あり得ないくらいに、後ろに引いている


「ごめん、銀ちゃん。今度、埋め合わせするからさ。」


私はわざと大げさに、手を合わせた


「わかった…笑美ちゃんがそう言うのなら、今日は帰る。」


「さすが銀ちゃん!優しい!」


「その代り…」


銀ちゃんが、唇を近づけてきた




うっ!!……




でも 彼氏なんだし


私は息を飲みこむと、銀ちゃんの唇にチュッとキスをした


「笑美ちゃんのキスは、いつもかわいいなぁ。まるで小鳥みたいだぁ。」


「うふふふ。」




じゃあなとずっと手を振り続ける銀ちゃん


銀ちゃんは 優しくて純粋な人


私にはもったいない人かもしれない








田舎者 丸出しを除けば……




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