結婚できない症候群②
「別れなさい、そんな男。」

「ええ?真希、容赦なくない?」

「当たり前じゃない?デートの帰りに、ホテルにも行けないような男と一緒にいて、どうするのよ!?」

「だって、占いでさ…」


「占い?」

「彼と結婚すれば、うまくいくって、書いてあったんだもん。」

「はぁああ?何を根拠に!?」

「銀ちゃん、A型だし。O型女子は、A型男子と結婚するのが一番なんだって。」

「それだけ?」


「後はね、私の苗字、『石田』でしょ?
結婚する相手は、同じ自然の風景が入っている苗字の人がいいんだって。
銀ちゃんの苗字、『山梨』だから。
”山”って言う、自然を使った漢字、入ってるでしょう?」


真希ははぁ~…と深いため息をついた


「あのさ…こんな事を言うのも何なんだけど…結婚ってそんなに、重要?」

「重要だよ!!」

私はテーブルを叩いた

「顔は好みじゃない。一緒にいても楽しくない。Hもできない。キスだってお子様チューで終わりの人と!?」


「だって、それは…」


「結婚すれば、毎日それが続くのよ!?」


その言葉を聞いて、私の腕に鳥肌が立つ


「ほら、見なさい。いくら占いで、相性100%って出たとしても。実際、決めるのは本人達なの!!」


真希にしては、かなり力説だ



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