敏腕編集者の愛が重すぎて執筆どころじゃありません!~干物女な小説家は容赦なく激愛される~
はあ、と熱く深いため息をつく彼。私を求めてくれているのだと――欲しくてたまらないのだと伝わってきて、胸がきゅうっと疼いて苦しくなった。

「……そんなことは、ないと思います」

だって私もそうしてほしと思っているから。彼の一方通行ではない。

「じゃあ、オーケーってこと?」

「ええと、少し、なら」

「たぶんゼロかイチしかないんだけど……」

再び困惑の吐息。その焦燥めいた表情がかわいくて、受け止めてあげたくなる。

「じゃあ…………イチで」

「それは本心? 俺に気を使ってる?」

「本心です。私も勇さんの一番になったって、ちゃんと実感したいから」

恥ずかしさなのか、あるいは高揚なのか、わずかに上がった息をころして震える声を吐き出す。

「勇さんと、ぎゅってしたいし……それ以上も、したいし……」

なんて恥ずかしいことを言ってしまったんだろう、そんな不安とは裏腹に、見上げた彼の顔は紅潮して緩んでいく。

「そんなこと言われたら……本当に、我慢できなくなる……」

「我慢しなくて大丈夫ですので……ほら、一応オトナですから」

「オトナとか……そんなかわいい顔で言われても誘惑でしかない」

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