敏腕編集者の愛が重すぎて執筆どころじゃありません!~干物女な小説家は容赦なく激愛される~
「俺でよければモデルになるよ。どんなお話?」
「二股をするクズ野郎に振り回される女の子のお話なんですけど」
「っ、それは……ちょっとモデルにならないかも」
苦い顔をする彼に、私は「冗談ですよ」と笑う。
「純愛ものです。……ベッドシーンありの」
「だったらいくらでも書けるじゃないか」
勇さんが私の手を握り返す。指先をきゅっと絡ませ、爪の先をつんつんと撫でる。
きゅんとして湧き上がってきた感情は、まさしく描きたかった純粋な恋心だ。
「俺がいくらでも純愛を注いであげる」
彼はちらりと周囲を見回し、店のおばちゃんがキッチンに入っているのを確認すると。
腰を浮かせてテーブルに身を乗り出し、私の顎をすくうようにしてキスをする。
あんこの優しい甘みと、白玉みたいに柔らかい唇が触れて、喜びに満たされる。
こんな幸せを読者に届けられるなら引き受けてもいいかもしれない、そう思った。
【END】
「二股をするクズ野郎に振り回される女の子のお話なんですけど」
「っ、それは……ちょっとモデルにならないかも」
苦い顔をする彼に、私は「冗談ですよ」と笑う。
「純愛ものです。……ベッドシーンありの」
「だったらいくらでも書けるじゃないか」
勇さんが私の手を握り返す。指先をきゅっと絡ませ、爪の先をつんつんと撫でる。
きゅんとして湧き上がってきた感情は、まさしく描きたかった純粋な恋心だ。
「俺がいくらでも純愛を注いであげる」
彼はちらりと周囲を見回し、店のおばちゃんがキッチンに入っているのを確認すると。
腰を浮かせてテーブルに身を乗り出し、私の顎をすくうようにしてキスをする。
あんこの優しい甘みと、白玉みたいに柔らかい唇が触れて、喜びに満たされる。
こんな幸せを読者に届けられるなら引き受けてもいいかもしれない、そう思った。
【END】


