桃色
「え~、どの人?」

私と梨花は、加奈の指差す方を見た。


「ほら、あの髪の毛、立ててる人!」

そう言って、加奈はある一人の男の人を
指差した。


「え~?ヒロ君のこと?」

加奈がかっこいいって言ってた人は
ヒロ君だった。


「加奈!三宅はやめときなよ!」

「何でぇ~?」

「あいつ、ろくな奴じゃないから!」

梨花が、加奈にヒロ君はやめろって
説得してる。


「なんで、梨花がそんなこと言うの?」

意味が分からなくて、加奈は不思議そうに
聞く。


「中学の時から、梨花とヒロ君、
 犬猿の仲だったの・・・」

私が、説明すると、加奈はびっくりしてる。


「だから、あいつはやめときなよ!」

梨花が何回もそう言うから、加奈は
分かったよ~なんてしょんぼりしてる。


そんな二人が可笑しくて、私はゆぅ君と一緒
に笑ってた。

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