わたしのスマホくん
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もう何も隠す必要はなく自由にどちらの姿にもなれるスマホくんたち5人と、わたしたち家族の新たな生活が始まった──


「あと5分で出来るよ!ボク、タイマーではかってあげる!」
「まあ、ありがとう」

桃李くんは、お手伝いをするのが楽しいらしく。料理のレシピも確認しながらじゃなく、スマホくんたちの解説で出来るって好評。

「あれ、今日って晴れだよな?」
「降水確率40%。カバンに大事な資料が入ってるんだよね。なら折りたたみ持っていくといい……と自分は思う。濡れたら大変」
「資料?あ、会議のやつだな。ありがとう」

仕事のスケジュールを把握している莉雨くんは、毎日お父さんの天気予報を伝える係になっている。次の日が雨と分かっていると、前日から傘、傘!ってさわいだりしてて。

「ヒロ、そこに行けば碧からもらった画像によるとお宝出るらしいぞ。いい武器入ってる」
「あとそこの階段上がったら強い敵がさ──」
「ちょっとネタバレやめてよ!」

ヒロは、友達と遊ぶ日もあるけど家にいる時は必ず誰かと一緒にいて遊んでる。
明華くんは分かるけど、円華くんも案外面倒見がいいことを知った。そこに桃李くんとかが入ると、さわがしさが段違いでレベルアップする時もあるけど。
碧くんはだいたい皆のことをながめていたり、桃李くんにや莉雨くんのめんどうをみたり。
お手伝いも嫌いじゃないみたいで、のんびりやってる。
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