わたしのスマホくん

「……あ、ケースもうそろそろ届くから、そしたら学校に持っていくね」
「学校……」

ん?なんか碧くんが固まってしまった。
え、まさかフリーズ?

「碧くん?……大丈夫?」
「ごめん、うれしいなって思って」

またさっきと同じような薄っすらとした笑みに、思わず体ごとそらした。
その時、棚の上に置きっぱにしてあった紙袋が目に入る。
そういえば、紙袋に今まで使ってたスマホ入れっぱなしだった。

棚まで行き紙袋から取り出せば、

「あ、充電きれそう……」

12%の表記に、一旦部屋へ戻ることを言って、充電をしに行った。

「これでよし」

新しいものにしたと言っても、たまにいじりたくなるかもしれないからね。
そして下におり、ソファへ。

「ねぇ青空、学校は楽しい?」
「んーまぁ、楽しいかな。たまに授業がイヤになる時はあるけど。特に苦手な科目とかね」
「苦手な科目……じゃあ得意な科目の時はどんな気持ち?」
「……どんなって言われると、苦手なものに比べて授業の時間が早く過ぎる感じはあるよ」
「なるほど……」

学校に興味津々なのかな。そう思ったけど……

「じゃあ──」

それから、碧くんには好きなことや苦手なこと、学校以外についても色々な質問をされた。
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