ヤンキー高校に転入した私
私の好きな人は
「なんであんたがここにいんのよ!」
「さぁ、どうしてでしょう。」
満はジリジリとこちらに近づいてくる。逃げようとすると、薫くんに腕を掴まれた。
「薫くん、あいつは閃爆高校の奴だよ!?」
「わかってる。少し待ってて。あいつと話をするから。」
薫くんは一歩前に出て、満を見据えた。
「薫さん?話が違うじゃないですか。早く渡してください。」
「気が変わった。」
「へぇ~裏切るんですか?そんなんじゃ閃爆ではやっていけませんよ?」
驚いて息が詰まった。薫くんは閃爆高校へ行く気なのだろうか。
薫くんは1組の中では唯一学ランのボタンを全部留めているし、試合が苦手だと言っていた。それに、大和くんの考えとは相容れない関係のようにも見えたから、列蘭高校は合わないと考えているのかもしれない。
でも、閃爆高校だって列蘭と同じヤンキー高校だ。試合のような喧嘩はあるに違いない。むしろ武器を使うのだから列蘭高校よりも酷い喧嘩になるかもしれない。それに、赤と緑のモヒカンだ。きっと趣味も悪いに決まってる!
「薫くん、やめなよ。列蘭高校の方が絶対いい!」
私は薫くんの背中に向かって叫んだ。
「薫くんには合わないよ!考え直して!」
「まったく、うるさい女ですね。」
満が手を上げたのを見て、薫は慌てて振り返った。
「さぁ、どうしてでしょう。」
満はジリジリとこちらに近づいてくる。逃げようとすると、薫くんに腕を掴まれた。
「薫くん、あいつは閃爆高校の奴だよ!?」
「わかってる。少し待ってて。あいつと話をするから。」
薫くんは一歩前に出て、満を見据えた。
「薫さん?話が違うじゃないですか。早く渡してください。」
「気が変わった。」
「へぇ~裏切るんですか?そんなんじゃ閃爆ではやっていけませんよ?」
驚いて息が詰まった。薫くんは閃爆高校へ行く気なのだろうか。
薫くんは1組の中では唯一学ランのボタンを全部留めているし、試合が苦手だと言っていた。それに、大和くんの考えとは相容れない関係のようにも見えたから、列蘭高校は合わないと考えているのかもしれない。
でも、閃爆高校だって列蘭と同じヤンキー高校だ。試合のような喧嘩はあるに違いない。むしろ武器を使うのだから列蘭高校よりも酷い喧嘩になるかもしれない。それに、赤と緑のモヒカンだ。きっと趣味も悪いに決まってる!
「薫くん、やめなよ。列蘭高校の方が絶対いい!」
私は薫くんの背中に向かって叫んだ。
「薫くんには合わないよ!考え直して!」
「まったく、うるさい女ですね。」
満が手を上げたのを見て、薫は慌てて振り返った。