白いカーネーション
「どこって部活。」

「ほうか。部活もいいけれど、家の事もちゃんとしろ。」

言われるがままの私も、いけなかったのかもしれないが、部活から帰った体で、掃除、買い物、夕食の準備、洗濯物の片付けを中学生がやるのは、オーバーワークだった。

ただの1か月で、体にガタが来てしまい、買い物に行く途中に倒れてしまった。

当時、近所では大変な騒ぎになって、買い物に行っただけで倒れるなんて、体が弱い、もっと体を鍛えろという話になった。

その話を聞いて、私の中で何かが壊れた。


頑張っても頑張っても、誰も評価してくれない。

自分の考えている自分と、世間の評価はあまりにも違い過ぎる事に気づいた。


一方、バスケは2年の秋に、レギュラーに選ばれなかったことが引き金になって、結局辞めてしまった。

「どうして辞めたんだよ。」

洗濯物を取り込んでいる時に、大輔が尋ねてきた。

「もったいねえよ。レギュラーに選ばれなかったのがなんだって言うんだよ。たまたまじゃねえか。」

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