白いカーネーション
その甲斐あって、高校は地元の進学校に通う事ができた。

毎度のように勉強はハードだが、放課後を使ってでも、大学進学の為の勉強をさせてくれるのが、気に入っていた。

そして家に帰れば、また夕食の準備、洗濯物の片付け、朝起きれば朝食の準備、家の掃除。

高校生になった私は、勉強と家事の両立ができるすごい学生になっていた。


一方大輔とは、中2の秋にバスケ部を辞めて以来、口を利いていない。

ちらっと見かけた時には、同じ高校の制服を着た女の子と、家の中に入って行った。


ああ、そうか。

高校生にもなると、恋愛とかするようになるのか。

そんな大輔を、私は羨ましくもあった。

実は同じ高校で、好きな人がいたのだけれど、好きだとアピールする事もできずに、ただただ勉強漬の毎日が過ぎて行くだけだったからだ。

恋愛よりも今は大学受験。

そんな雰囲気もあったけれど、私の友達なんかは隠れて彼氏がいたらしい。

私はなんとも恋愛に不器用な、高校生活を送ってしまった。

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