白いカーネーション
学校から帰ってくると、友達はみんな遊びに出かけた。

一方の私は、家に帰れば、祖母から掃除をするように言われていた。

玄関・廊下・階段。

お風呂掃除も頼まれた。


「芽実ちゃんは、学校が終わると何をしているの?」

クラスの友達が尋ねてきた。

「掃除してるよ。」

「なんで?お母さんがしてくれないの?」

私は、その答えにいつも困っていた。

「うん。」

友達には曖昧に答えて、私はいつも自分の身の回りの事は自分でしていた。

ジャージを学校から持ってきたのであれば、自分で洗濯するし。

給食着も、自分で洗った。

いつしか洗濯は、祖母に教えてを乞わなくても、自分の判断できるものになっていった。


友達と遊んでいても、雨が降ると洗濯物が気になって、一人雨降る中、家に帰ってしまうのが日課だった。

小学生のくせに雨が降ると、

「大変。洗濯物とりこまなきゃ。」

と、少々おばさんくさい女の子になっていた。

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