四神の国の朱雀さま
「……そう。今から、颯真には従者の儀を受けてもらう」
奏斗さんの言葉に、僕は「従者の儀?」と首を傾げた。
「神の従者になるための儀式、だよ。俺も昔受けた……颯真。神の従者になるのは、自分の勝手だ。だけど、朱雀殿は生まれて、まだ十何年しか経ってない神様だ。これから、颯真は何千……もしくは、何万年と朱雀殿とともに生きることになる。途中で辞めたくなっても逃げるなよ」
「逃げませんよ。僕は、人生のすべてを朱雀さまに捧げる気でいますから」
僕がそう言うと、奏斗さんはふっと微笑んだ。
朱雀さまの側近になって、約1週間。僕は、あの日からずっと朱雀さまの家で暮らしている。
神の従者になってから、僕は食事を摂らなくてもお腹が空かなくなった。
それに、明け方になるまで眠くならないし、寝たとしても2~3時間で自然と目が覚める。
これは、奏斗さんも……いや、四神や麒麟さんも同じらしい。
いろいろと人間だった頃の生活と違うから、少し不安を抱えながら生活している。
今、僕は奏斗さんと術を扱えるように練習している最中だ。
術は神の従者でも扱えるらしくて、朱雀さまから「使えるようになって、損することは何も無いから覚えたら?」って言われて、覚えることにした。
……だけど、思ったよりも難しい。皆みたいに上手く術を発動出来ない……朱雀さまからもらった補助具ありでも。
異世界で暮らしていた時、朱雀さまが使っていた扇子型の補助具。それを、僕は譲り受けた。
異世界にいた頃、四神の皆が補助具がないと全ての術を扱うことが出来なかった理由は、玄武さんの推測によると、怪異が術の制限をかけたんだろう、とのことだ。
この補助具の力って凄くて、補助具があるのとないのでは、術の使いやすさが全然違う。
奏斗さんの言葉に、僕は「従者の儀?」と首を傾げた。
「神の従者になるための儀式、だよ。俺も昔受けた……颯真。神の従者になるのは、自分の勝手だ。だけど、朱雀殿は生まれて、まだ十何年しか経ってない神様だ。これから、颯真は何千……もしくは、何万年と朱雀殿とともに生きることになる。途中で辞めたくなっても逃げるなよ」
「逃げませんよ。僕は、人生のすべてを朱雀さまに捧げる気でいますから」
僕がそう言うと、奏斗さんはふっと微笑んだ。
朱雀さまの側近になって、約1週間。僕は、あの日からずっと朱雀さまの家で暮らしている。
神の従者になってから、僕は食事を摂らなくてもお腹が空かなくなった。
それに、明け方になるまで眠くならないし、寝たとしても2~3時間で自然と目が覚める。
これは、奏斗さんも……いや、四神や麒麟さんも同じらしい。
いろいろと人間だった頃の生活と違うから、少し不安を抱えながら生活している。
今、僕は奏斗さんと術を扱えるように練習している最中だ。
術は神の従者でも扱えるらしくて、朱雀さまから「使えるようになって、損することは何も無いから覚えたら?」って言われて、覚えることにした。
……だけど、思ったよりも難しい。皆みたいに上手く術を発動出来ない……朱雀さまからもらった補助具ありでも。
異世界で暮らしていた時、朱雀さまが使っていた扇子型の補助具。それを、僕は譲り受けた。
異世界にいた頃、四神の皆が補助具がないと全ての術を扱うことが出来なかった理由は、玄武さんの推測によると、怪異が術の制限をかけたんだろう、とのことだ。
この補助具の力って凄くて、補助具があるのとないのでは、術の使いやすさが全然違う。