ひとつ、ふたつ、ひみつ。
*
「ねー、こまり、本当に土曜日、幼なじみくんとデートするの?」
「だから、デートじゃないんだってば。あっくんと買い物なんて、今まで何回もしてるし。……ていうか」
私は頬をふくらませて、膝の上を見る。
「……これ、いつまでやってなきゃいけないの?」
「俺の気が済むまで」
「うう……」
夕飯の後、いつものようにふたりでリビングでくつろぐ時間……の、はずが。
ソファーに座った私は、真尋くんに膝枕をしている。
真尋くんの言い分としては、「俺を困らせたお詫びをしてくれる?」……らしい。
それが膝枕なのも意味が分からないけど、その理屈が通るなら、私だってお詫びしてもらってもいいと思うんだけど。
……と、気づいた頃には、すでに真尋くんの頭は私の太ももに乗った後だったわけで。
「ねー、こまり、本当に土曜日、幼なじみくんとデートするの?」
「だから、デートじゃないんだってば。あっくんと買い物なんて、今まで何回もしてるし。……ていうか」
私は頬をふくらませて、膝の上を見る。
「……これ、いつまでやってなきゃいけないの?」
「俺の気が済むまで」
「うう……」
夕飯の後、いつものようにふたりでリビングでくつろぐ時間……の、はずが。
ソファーに座った私は、真尋くんに膝枕をしている。
真尋くんの言い分としては、「俺を困らせたお詫びをしてくれる?」……らしい。
それが膝枕なのも意味が分からないけど、その理屈が通るなら、私だってお詫びしてもらってもいいと思うんだけど。
……と、気づいた頃には、すでに真尋くんの頭は私の太ももに乗った後だったわけで。