冷血CEOにバツイチの私が愛されるわけがない~偽りの関係のはずが独占愛を貫かれて~
「マッチングのほうには、ちょっといきたいなって思っていて」
「へぇー、マッチングかー」
「新サービスのプロジェクトチームとか、携わりたいなって」
そんな話をしていると、一杯目と一緒にオーダーしていた豆腐サラダと小エビの唐揚げが運ばれてきた。
私がサラダを、彩子先輩が小エビの唐揚げを取り分ける。
「なんか案があったりするの?」
「婚活マッチングとか、既婚者マッチングとかはあるじゃないですか。そうじゃなくて、私みたいなバツのある人専用のとか、意外と需要あるんじゃないかって。例えばなんですけど」
「え、それいいじゃん! 五人に一人が離婚しちゃう時代とか言うしね。実装したら絶対話題になりそうだし」
彩子先輩から好感触の反応をもらえて、ますます異動して自分の力を試してみたい気持ちが膨らんでいく。
異動希望の申し出、してみてもいいのかな……。
「仕事もだけど、そういえばさ、前に言ってたお見合いしろって言われてる話はどうなったの?」
「あぁ……まだ無くなってないです。つい数日前も、母から電話がきて」