冷血CEOにバツイチの私が愛されるわけがない~偽りの関係のはずが独占愛を貫かれて~


 たっぷり時間をかけて私の隅々まで触れた裕翔さんは、呼吸を弾ませてしまっている私を組み敷く。

 熱く滾る自身でゆっくりと私を貫いていく。

 過去の経験のせいで無意識に身構えていたけれど、驚くことにまったく不快感も痛みすらもなかった。


「っ、裕翔さ、ん……」

「辛くないか?」

「はい、だいじょう、ぶです……」


 それよりも、もっと密着したいという欲求さえ生まれる。

 自ら彼の広い背中に両手を回して抱きしめた。


「裕翔さっ、んっ、あっ──」


 揺さぶられる熱い体と共に甘い声が寝室に響く。


「この世で一番、知花のことを知っている男にならないと気が済まない」


 昇り詰めるような初めての感覚を覚えたとき、裕翔さんのそんな囁きを聞いていた。

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